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大宮(埼玉)のボイストレーニング NOPPO MUSIC SCHOOL

講師ブログ

そのオーディション、受けるべき?

こんにちは! NOPPO MUSIC SCHOOL ミュージカル講師の花音美燈です♪

ミュージカル俳優を目指す皆さんは、目標にしている憧れの作品、きっとありますよね?

毎年オーディションを行っている作品もあれば、次はいつ上演されるかわからない作品もあります。 そのオーディション情報を見つけた時、あなたならどうしますか?

今回は、迷っているあなたを後押しする記事をお届けします♪

応募しなければ受からない!

「私にはまだまだ無理……」 「どうせ落ちるから」 そんな思いで、オーディションを受けるのを諦めていませんか?

それはとってももったいない!です!!

作品に出るためには、特にコネも知名度もないうちは、オーディションで受からなければいけません。 そしてオーディションで受かるためには、書類を出さないことには始まりません!

なので、気になるオーディションがあれば、「迷わず出す」べきです。

応募時期が予測できるオーディションもあれば、急に応募があるオーディションもあります(そしてそういうものは締め切りも早い……)。 受けたいオーディションに迷いなく出せるように、持ち歌を数曲用意しておいたり、宣材写真を用意しておいたりと、事前準備をしておくことも大切です。

とは言え、「出てみたい!」と思う作品のオーディション情報が突然舞い込んでくることもありますよね。 そんな時は「何とかしてとりあえず出せ!」と思います。 やらぬよりやる後悔です。 出したところで受かる確率の方が低いけど、出さなければ受かる確率はゼロです。 まずは第一歩を思い切って踏み出しましょう♪ その先に、辿り着きたい世界が待っていますよ……!

ーーただ、あまりにも実力が伴わないのにオーディションに参加することで、「この人はできない人」という目で見られるようになってしまう可能性は無きにしも非ず……。 最低限の実力は持って行った方が良いと思いますので、心配なら一度ご自身の先生に相談してみると良いかと思いますよ♪

思い切った先に未来がある

思えば私の初オーディションは、かの有名なミュージカル『アニー』でした。 「なんて無謀な……!」 と思われるかもしれませんが、私が本気でミュージカルをやりたい!と思った頃には、『アニー』のオーディションを受けられる最後の年齢だったのです。

「受けるなら今しかない」 「ダメで元々!」 そんな思いで応募しました。

それまで地元の児童劇団で活動していただけの私には何の実績もありませんでしたが、なんと運良く書類通過。 初めて大きな“オーディション”という場に行きました。

書類審査の実際の倍率はわかりませんが、一緒に受けた子に「1回で受かるのはすごい。私はやっと書類通った」と言われたので、書類通過のタイミングというのも何かあるのでしょう。

残念ながら三次審査には進めず、私の子役ロードはそこで絶たれた訳ですが、納得のいくパフォーマンスはできたので悔いはなかったし、良い経験にもなりました。 たくさんの同年代の子たちに会って、「もっと頑張ろう!」と思うきっかけにもなりましたね。

また、歌唱審査はグループごとに審査員のいる部屋に入って行ったのですが、審査が終わって控え室へ戻る時に、同じグループの子に「上手ですね……!」となぜか声をかけられたのを今でも覚えていて、そんな出来事も私のちょっとした自信になったのかもしれません。 落ちたけど(笑)。

『アニー』のオーディションを受けた日の日記

「今しかない」 特に子役のうちはそんなものがたくさんあります。 大人でさえ、年齢の括りは広めにはなるものの、ある程度区切られていることは多いです。

「もしあの時応募していたら、今頃私があそこに立っていたのかな……」 なんて気持ちで舞台を見る未来があるくらいなら、思い切って書類を出しちゃいましょう! チャンスはいつも“今”しかないんです。

オーディション慣れも大切!

それから、少しでも気になるオーディションがあれば、どんどん受けることをオススメします。 なぜなら、“オーディション”という場に慣れることも大切だからです。

やはりオーディションは何よりも緊張します。 そして、周りはみんなライバルという、ここでしか味わえない空気感があります。 臨機応変さが求められるオーディションもあります。 ガチガチに緊張していては 、自分の100%を出し切ることができません。

これはとにかく何度も経験していかないと慣れないです。 私も何度もオーディションを受けてきましたが、やはり最初は本当に緊張して、たくさん練習したのにも関わらず、伴奏が始まった瞬間、歌詞が全部吹っ飛んでしまって歌い出せない……という悔しい経験もしました。

でもある程度連続して受けていると、リラックスした状態で自分のパフォーマンスを出し切れるようになりました。

“久しぶりのオーディション”というのも、最初の頃のようにすごく緊張しました。 やっぱり継続して受けていないと、なかなか慣れないものだなと思います。 本当にこの空気感は、オーディションにしかないものなんだなあと感じますね。

もし、公演期間が被ってしまう作品のオーディションを同時に受けているのであれば、その旨伝えておけば問題ない場合が多いので、両方受かったら後で選べば良い話です。

とりあえず、気になったら全部受けて、たくさん経験を積みましょう!

自信を持って全力を尽くす!

最後に……

自分が諦めていたら何も始まりません! 何万人が受けて数人しか受からない、倍率を見ると恐ろしい人気作品も多々あります。 オーディションなんて、ほんの数人しか選ばれないので、落ちることの方が多いのです。

だから落ちてしまったとしても「ご縁がなかった」と思って、前向きに受け止めることが大切です。

大切なのは、「今できる全力を尽くす」こと。 全力を尽くせたのなら、オーディションの結果がどうであっても、次のステージに向かって進めるでしょう。

もし実力が足りなかったのだと思うのなら、さらに上達すれば良いだけです。

そして全力を尽くすためにも、できればオーディションに向けてのレッスンを受けてみてください。 「恥ずかしいからこっそりオーディション応募しようかな……」 と思うこともあるかもしれませんが、自分では身の丈に合わないと思っているものでも、ぜひ先生に相談してください! 絶対笑ったりしないですから。

作品やその人に合った対策法もありますし、第三者からの目が入ることで、一人で頑張るよりも、最短ルートで今持っている力を最大限まで引き上げられます。 また、「先生にもしっかり見てもらって、自分でもこれだけたくさん練習した」という事実は自信にもなります。

講師は技術を教える立場ではありますが、背中を押す存在でもありたいと私は思っています。 自信を持ってオーディションを受けられるよう、お手伝いしますよ♪

もし受けたオーディションに合格しなくても、それが次に繋がっていることだってあるんです。 ぜひ一緒に、夢のステージを目指しましょう!

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