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大宮(埼玉)のボイストレーニング NOPPO MUSIC SCHOOL

講師ブログ

歌にグルーヴを〜その2〜

こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLの川波です!

前回のおさらい

前回のブログ
「歌にグルーヴを〜その1〜」にて詳しいことをご紹介しておりますので、気になった方は是非チェックしてみてください👀

グルーヴとは
簡単に説明すると曲を聴いていて身体が自然と揺れたりリズムに乗る感覚や曲の一体感のことを指します。

グルーヴには明確な定義がなく、人によって解釈の仕方が違い私なりのグルーブを紹介していきました。

まずはドラムを聴くこと。
ドラムは曲の流れを生み出している楽器です。

一曲を通して全て同じドラムの曲はあまりなく、J-POPはAメロ-Bメロ-サビと明確にセクション分けされていることが一般的でサビが1番盛り上がる部分となっています。

歌う前にまずはセクションごとに変わっていくドラムをよく聴いてみましょうというところで前回は終わりました!

今回はそのドラムについて深掘っていきたいと思います!

スネアドラムに注目

スネアドラムとは
簡単に説明すると「ドン、タン、ドン、タン」と鳴っている「タン」の部分です。

一般的にドラマーの正面に置かれます。

ドラムを聴く時に特にこのスネアドラムが鳴っている場所に注目して聴いてみましょう。

今回は星野源さんの「恋」という曲を参考にドラムに注目していきたいと思います。

https://youtu.be/jhOVibLEDhA?si=dhKKA12aKOsqhJs7

まず最初にこの曲は4分の4拍子(1小節に4分音符が4つ分入る)曲になります。

まずAメロのスネアドラムに注目してみます。(0:13〜)


画像の通り2拍目と4拍目にスネアドラムが入っています。

「君の元へ帰るんだ(0:36)」の終わりの部分だけスネアドラムの位置が違います(3拍目裏)。

ここはサウンド全体が同じ動きをしているのがわかると思うのですがこの動きをいわゆる「キメ」と言います。

これは一体感を生んでいるためグルーヴが生まれる瞬間だと私は思います。

そしてBメロ(0:37〜)を聴いていきます。


スネアドラムの位置が変わりました。

3拍目に入っていますね。

これはAメロの動きが大きく変わりました。

3拍目のみにスネアドラムを入れることによってゆっくりになったと感じませんか?

そう感じるのには理由があります。

元々Aメロでは2拍目、4拍目にスネアドラムが入っていましたが1拍の長さを倍にしてみましょう。

そうするとBメロのスネアドラムの位置と重なることがわかります。

この現象を音楽では「ハーフタイム」と呼びます。

そしてサビではAメロと同じく2拍目と4拍目を中心にスネアドラムが入ります。

Bメロでハーフタイムを入れ曲中にリズムの波を作ることで人が飽きないサウンドが作られていることがわかります。

このスネアドラムの位置の変化こそが私はグルーヴだと考えています。

スネアドラムが入っている歌詞の部分にアクセントを入れてみたり違った声質で歌ってあげることで曲の一体感が生まれ、それこそが“グルーヴのある歌”だと思います。

可視化する

スネアドラムの位置について少しわかってきたら、練習に移っていきましょう。

そして練習でとても大事なのが“可視化すること”です。

目で見て頭で理解することがとっても大事です。

歌詞のどの部分にスネアドラムが入っているのかや、自分が音を外しやすい部分、テクニックを入れたい部分、息を吸う位置を可視化することでしっかりと頭の中で処理ができ意識を向けることができます。

まずスネアドラムの位置が分からない、歌詞のどこにスネアドラムが重なっているのかわからない、どうテクニックを入れればいいのかわからないという方は是非レッスンで一緒に進めていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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