こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
皆さんは、自分で歌詞を書いてみたことがありますか?
「自分の気持ちを歌にしてみたい!」
「オリジナル曲を作りたいけど、歌詞が思いつかない……。」
「作詞をしてみたけど、ありきたりな言葉ばかりになってしまう……。」
そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
作詞は、音楽を通して自分の考えや感情を表現するための大切な手段です。
しかし、いざ歌詞を書こうとすると、何から始めればよいのかわからず、手が止まってしまうことも少なくありません。
実は、作詞で大切なのは、最初から上手な歌詞を書こうとしないことです。
特別な経験や難しい言葉がなくても、普段の生活で感じたことや何気ない出来事から、魅力的な歌詞が生まれることがあります。
そこで今回は!
初心者の方でも取り組みやすい作詞のコツから、歌詞が思いつかないときの対処法、より魅力的な歌詞を書くためのポイントまで、詳しく解説していきます!
自分だけの言葉で音楽を表現するために、ぜひ参考にしてみてください!
では、参りましょう!
作詞のコツとは?初心者が意識したい3つの方法

作詞を始めるうえで、まず知っておきたいことがあります。
それは、歌詞には必ずしも正解が存在しないということです。
同じ出来事を経験しても、人によって感じ方や考え方は異なります。
例えば、雨が降っている景色を見たとき。
「憂鬱だな……。」と感じる方もいれば、「なんだか落ち着くな。」と感じる方もいるでしょう。
同じ景色であっても、そこから生まれる言葉は人それぞれです。
その違いこそが、作詞における個性になります。
まずは、自分の中にある言葉を見つけることから始めてみましょう!
① 正直に思ったことを書いてみる
作詞を始めるとき、最初にぶつかりやすい壁が、「何を書けばいいかわからない!」というものです。
しかし、作詞の第一歩は、まず一文を書いてみることです。
最初から歌詞として完成させる必要はありません。
今どんな気持ちなのか。
今日どんな出来事があったのか。
最近、何が印象に残っているのか。
思いついたことを、普段使っている言葉で書き出してみましょう。
例えば、「今日は仕事で疲れた。」という何気ない一文。
これだけでは歌詞らしく感じないかもしれません。
しかし、そこから、「どうして疲れたんだろう?」、「何が一番つらかったんだろう?」
と考えていくと、少しずつ具体的な感情が見えてきます。
最初は何気ない言葉でも、掘り下げていくことで歌詞へと発展させることができます。
大切なのは、自分の感情を否定しないこと。
どんな感情であっても、作詞の材料になります。
まずは一日一文でも構いません。
自分が感じたことを書き残す習慣をつけてみましょう!
② 物語を作ってみる
作詞は、必ずしも自分自身の気持ちを書く必要はありません。
架空の人物や物語を作り、その世界を歌詞にすることもできます。
小説や映画と同じように、楽曲の中にも登場人物が存在することがあります。
その人物が、
「どんな場所で生きているのか。」
「誰と出会い、何を経験するのか。」
「どんな感情を抱いているのか。」
こうした設定を考えることで、歌詞の世界観を作り上げることができます。
自分ならどう感じるかではなく、その人物ならどう感じるのか。
人物の性格や過去を想像することで、自分自身の経験だけでは生まれなかった言葉が見つかるかもしれません。
また、物語は現実的である必要もありません。
ファンタジーでも、SFでも、まったく現実には存在しない世界でも大丈夫です!
登場人物のセリフをそのまま歌詞にしてみるのも面白い方法です。
普段の自分とは異なる視点を持つことで、作詞の表現の幅を広げていきましょう!
既存の作品をテーマに書いてみるのも、よい練習になるかもしれませんね!
③ 自分自身の経験から書いてみる
作詞をするうえで、ぜひ意識していただきたいのが「自己認識」です。
自己認識とは、簡単に言えば、自身の事をどれくらい理解しているかということです。
私たちは普段、自分のことを理解しているつもりでも、意外と気づいていない一面を持っています。
また、理想の自分を意識するあまり、本当の気持ちを見失ってしまうこともあります。
そんなときは、過去の経験を振り返ってみましょう。
例えば、人生の中で印象に残っている出来事を一つ思い出してみてください。
成功した経験でも、失敗した経験でも構いません。
その出来事について、
- なぜ、その出来事が起こったのか
- そのとき、自分は何を感じたのか
- どうして、そのように感じたのか
- その後、どんな行動を取ったのか
- 今振り返ると、どのように思うのか
といったことを考えてみましょう。
このように経験を振り返ることで、自分でも気づいていなかった感情や価値観が見えてきます。
そしてその気づき自体が、歌詞のテーマになることもあるのです。
自分の経験から生まれた言葉には、その人ならではの視点があります。
無理に特別な出来事を探す必要はありません。
何気ない日常の中にも、自分にとって大切な経験は隠れています。
ぜひ、自分自身と向き合いながら言葉を探してみてください!

作詞に行き詰まったときの対処法
作詞を続けていると、どうしても言葉が思いつかなくなることがあります。
「最初は順調だったのに、途中から書けなくなった……。」
「何を書いても同じような歌詞になってしまう……。」
そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
作詞に行き詰まったときは、無理に完成させようとするのではなく、少し視点を変えてみることが大切です。
ここでは、言葉が思いつかなくなったときにおすすめの方法を2つご紹介します!
① テーマを決めずに言葉を箇条書きしてみる
歌詞が思いつかないときは、一度「歌詞を書こう」という意識から離れてみましょう。
おすすめなのが、テーマを決めずに、思いついた言葉をひたすら書き出していく方法です。
私たちは普段の生活の中で、さまざまな言葉に触れています。
例えば、
- 電車の電光掲示板
- 街中の広告
- お店の看板
- 駅や地名
- 壁に貼られた注意書き
- テレビやニュースで耳にした言葉
こうした一見歌詞において意味を持たなそうに見える言葉も、作詞の材料になります。
まずは、その日に見たり聞いたりした言葉を10個ほど書き出してみましょう。
普段何気なく通り過ぎている場所にも、さまざまな情報が隠れています。
無機質な看板や建物からでも、想像を広げることは十分に可能です。
書き出した言葉を眺めながら、つながりを感じるものを探してみましょう!
② 人と話してみる
作詞に行き詰まったときは、人と話すこともおすすめです。
ただし、「歌詞が思いつかないから、一緒に考えて!」と相談する必要はありません。
本当に何気ない日常会話で大丈夫です。
最近あった出来事や、昔の思い出、見た映画の感想など、普段通りに会話をしてみましょう。
このとき大切なのが、相手の意見や考え方に耳を傾けることです。
作詞に行き詰まっているときは、同じ言葉や考え方を繰り返してしまいがちです。
そんなとき、自分以外の人の考え方は、凝り固まった発想をほぐすきっかけになります。
会話の中で、「なるほど、そんな考え方もあるんだ!」と感じたことがあれば、ぜひメモしてみましょう。
ただし、相手の言葉をそのまま歌詞にすることだけが目的ではありません。
その言葉を聞いて、自分がどう感じたのか。
なぜ、その考え方が印象に残ったのか。
そこまで掘り下げることで、自分なりの表現へとつなげることができます。
作詞のために机に向かう時間だけでなく、人との交流も大切にしてみましょう!
大宮のボイトレスクール「NOPPO MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!魅力的な歌詞を書くために意識したいポイント
ここまで、作詞の始め方や、行き詰まったときの対処法についてご紹介しました。
では、実際に書いた歌詞を、より魅力的なものにするためにはどうすればよいのでしょうか。
作詞では、言葉をたくさん並べることだけが大切なのではありません。
どのように伝えるか、そして聴く人に何を感じてもらうかによって、歌詞の印象は大きく変わります。
ここでは、作詞をするうえで意識したい2つのポイントを解説します!
① テーマを決めすぎない
作詞をする際、「この曲は失恋について書こう!」「夢を追いかける人を応援する歌にしよう!」と、テーマを決めることがあると思います。
もちろん、テーマを決めることは大切です。
何を伝えたいのかが明確になることで、歌詞全体に一貫性を持たせやすくなります。
しかし、テーマを細かく決めすぎてしまうと、表現の幅が狭くなってしまうことがあります。
状況や人物をあえて断定しないことで、歌詞に幅広い解釈が生まれます。
もちろん、すべてを曖昧にする必要はありません。
具体的な情景があるからこそ、強く感情が伝わる場合もあります。
大切なのは、自分が絶対に伝えたい言葉と、聴く人の想像に委ねる部分を使い分けることです。
自分の中で譲れない言葉があるなら、その言葉を優先しましょう。
その言葉が、楽曲全体を支える根幹になるかもしれません。
② 狙いに行きすぎない
魅力的な歌詞を書こうとすると、ついつい、「流行っている言葉を使おう!」、「SNSで話題になるフレーズを入れよう!」、「誰もが共感できる歌詞にしよう!」と考えてしまうことがあります。
もちろん、聴く人の印象に残る「キャッチーさ」は、音楽にとって大切な要素です。
特にサビでは、覚えやすい言葉や繰り返しの表現が、楽曲の魅力につながることもあります。
しかし、キャッチーさばかりを追い求めてしまうと、本来自分が伝えたかったことから離れてしまう可能性があります。
例えば、本当は悲しい気持ちを書きたいのに、明るく前向きな歌詞の方が人気が出そうだからと、無理にポジティブな言葉を選んでしまう。
それでは、自分の感情を十分に表現できなくなってしまうかもしれません。
近年では、AIを使って歌詞を作ることもできるようになりました。
言葉を組み合わせたり、文章を整えたりすることは、以前よりも手軽になっています。
だからこそ、作詞をするうえで大切にしたいのが、自分自身が何を表現したいのかという欲求です。
自分が本当に感じたこと。
誰かに伝えたいと思ったこと。
どうしても言葉にしたかったこと。
そうした思いが、オリジナリティの源泉になります。
誰かに評価されることだけを目的にするのではなく、まずは自分自身が納得できる言葉を探してみましょう。
そのうえで、聴く人に伝わりやすい表現へと磨いていくことが大切です。
初心者におすすめ!実際に歌詞を書いてみよう
ここまでのコツを踏まえて、実際に短い歌詞を書いてみましょう!
最初から一曲を完成させる必要はありません。
まずは、4行程度の短い歌詞を作ることを目標にしてみてください。
ステップ① 今の気持ちを一文にする
まず、今感じていることをそのまま書き出します。
例えば、「最近、昔の友達に会えていない。」という文章を書いたとします。
この時点では、歌詞らしくなくても大丈夫です。
本当にシンプルなものをあえて書くことも大切です。
ステップ② 情景を一つ加える
次に、その気持ちに関連する景色や出来事を考えてみましょう。
例えば、
「昔、一緒に帰った道。」
「夕方の公園。」
「いつも座っていたベンチ。」
といった言葉が浮かんだとします。
そこから、「夕暮れの公園に、あの日のベンチが残っていた。」という文章を作ることができます。
ステップ③ 感情を掘り下げる
次に、その景色を見てどんな気持ちになったのかを考えます。
「懐かしい。」
「寂しい。」
「もう一度会いたい。」
といった感情が見つかるかもしれません。
ここで、「もう一度会いたい。」という気持ちを、直接的な言葉を使わずに表現してみましょう。
「会いたい」→「しばらく見ていないもの」と展開していくと、比喩表現へのきっかけにもなります。
ステップ④ 4行の歌詞にまとめる
ここまでに書き出した言葉を組み合わせてみましょう。
今回は上記の公園をテーマにした内容で作詞してみましょう。
※よくあるテーマといえば、よくありますが(笑)
同じテーマでも、書く人によってまったく違う歌詞が生まれるはずです。
まずは4行を書いてみる。
慣れてきたら8行、16行と増やしていきましょう。
また、メロディーがある場合は、実際に歌いながら言葉の長さやリズムを調整することも大切です。
文章として自然でも、歌うと発音しづらい場合があります。
書いた歌詞を実際に声に出してみることで、言葉の響きや歌いやすさも確認していきましょう!

歌詞が印象的なアーティスト
ここでは歌詞が印象的なアーティストを、筆者の独断と偏見でお伝えします!
BUMP OF CHICKEN
音楽的にも、日本のポップロックを一新したといわれるバンプ。
ボーカルの藤原基央さんの作詞には、人の心を動かす力があります。
特に彼の作詞では、「郷愁」を表すテーマが多く登場します。
小学校の時、ふと過ごしていた日常の中で何を感じ、今に残っているのか。
具体のある歌詞なのに、ついついうなずいてしまう思い出がそこにはあります。
また何か困難に向かう人に、ただ頑張れとは言わず、「それなり」でいいことも教えてくれる、心のよりどころとなってくれることも彼らの魅力です。
R.I.P./ BUMP OF CHICKEN
ダイナモの音 うねる坂道 憧れのギア いじった誰か
ザリ釣り帰り 謎のサーチライト 始まり探し 迷ったら夜
不思議が忘れるくらいあった
そのいくつかの魔法はもう解けてしまった
ray/ BUMP OF CHICKEN
いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて
考える暇も無い程 歩くのは大変だ
楽しい方がずっといいよ ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない
ポルノグラフィティ
日本のポップシーンを長く駆け抜ける、アニメタイアップ曲は世界的な認知を持つアーティスト。
ギター新藤晴一の作詞には、個々人の感情を直接書く、ということが少なく、何かに例えられる「比喩表現」として描かれていることが特徴としてあります。
安易に現れないからこそ、聞く人がそれぞれの物語を描くことができる。
同じ曲でも様々な色を見せることができるのが、ポルノグラフィティの楽曲の面白さの一つです。
時折見せる直球さも、ギャップとして魅力です。
サウダージ/ポルノグラフィティ
想いを紡いだ言葉まで 影を背負わすのならば
海の底で物言わぬ貝になりたい
誰にも邪魔をされずに 海に帰れたらいいのに
あなたをひっそりと思い出させて
∠RECEIVER /ポルノグラフィティ
僕たちがコントロールできることはほんの少し
ほとんどの出来事には関われないとしても
この星の裏側でも僕たちの足下でも
起こりうる出来事から逃げない 受信者(∠RECEIVER)でいたい
※自然災害をテーマに書かれた1曲
作詞のコツを掴んで、自分だけの歌詞を書いてみよう!
今回は、作詞のコツや、歌詞が思いつかないときの対処法についてご紹介しました。
作詞をするうえで大切なのは、必ずしも難しい言葉や特別な経験を用意することではありません。
普段の生活の中で感じたことや、何気ない出来事。
そうしたものに目を向けることで、自分だけの歌詞を作るきっかけが見つかります。
また、作詞に行き詰まったときは、無理に言葉を探すのではなく、日常の中にある情報や他人の考え方に触れてみることも大切です。
そして何よりも忘れてほしくないのが、「自分自身の気持ちに正直になる」こと。
誰かに評価されるためだけではなく、自分が何を伝えたいのか、何を表現したいのか。
その思いを大切にすることで、自分らしい歌詞へと近づいていくことができます。
最初から一曲を完成させる必要はありません。
まずは一文、思いついた言葉を書いてみましょう。
その一文がいつか自分だけの楽曲を生み出すきっかけになるかもしれません。
ぜひ今回の内容を参考に、作詞にチャレンジしてみてください!
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