こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
「昔はもっと高い声が出ていたのに……」
「若い頃は何曲でも歌えたのに、最近はすぐに疲れてしまう」
「久しぶりにカラオケに行ったら、思うように声が出なかった」
皆さんは、このように感じた経験はありませんか?
以前は簡単に歌えていた曲が難しくなると、年齢による衰えを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、昔より歌いづらくなる原因は、必ずしも加齢だけではありません。
歌う機会の減少や発声の癖、生活習慣の変化など、さまざまな要因が関係しています。
また、年齢を重ねてからでも、適切なトレーニングによって歌いやすさを改善できる可能性は十分にあります。
今回は、昔より歌いづらくなる原因や声のピーク、歌声を取り戻すための練習方法について、詳しく解説していきます!
なぜ昔より歌いづらくなるのか?

昔より歌いづらくなる理由には、年齢による声の変化だけでなく、普段の生活や歌い方の変化も関係しています。
① 加齢によって声帯の状態が変化する
私たちの声は、喉の中にある声帯が振動することで生まれます。
声帯は年齢を重ねるにつれて、厚みや柔軟性などが変化していきます。
その結果、
- 声がかすれやすくなる
- 高音が出しづらくなる
- 声量が小さくなる
- 長時間歌うと疲れやすくなる
といった変化が現れる場合があります。
例えば、声帯が以前より閉じにくくなると、発声中に息が漏れやすくなり、声を長く伸ばすことが難しくなることがあります。
また、声帯の柔軟性が低下すると、音程を滑らかに変化させづらくなる場合もあります。
ただし、声帯の変化には個人差があり、年齢だけで歌唱力が決まるわけではありません。
② 歌う機会が減っている
昔より歌いづらくなった方に、特に確認していただきたいのが「歌う頻度」です。
学生時代は友人とカラオケに行ったり、日常的に歌ったりしていた方でも、社会人になると歌う機会が減ってしまうことがあります。
実は、歌うためには声の高さや音量、息の量などを細かく調整する必要があります。
しかし、長期間歌っていないと、以前のように声をコントロールする感覚が鈍くなることがあります。
昔より歌いづらくなった原因が、単純に歌う機会の減少であることもあります。
③ 呼吸をコントロールしづらくなっている
歌うためには、声だけでなく、呼吸のコントロールも欠かせません。
例えば、以前より運動する機会が減ったり、姿勢が悪くなったりすると、深く息を吸いづらくなる場合があります。
また、久しぶりに歌うと、必要以上に息を吐き出してしまい、フレーズの途中で息が足りなくなることもあります。
その結果、声が震えたり途中で息切れしてしまうといった問題につながることがあります。
ただし、歌いやすさを改善するために必要なのは、単純に肺活量を増やすことではありません。
息を一気に吐き出さず、歌に合わせて適切にコントロールすることが重要です。
④ 昔と同じ歌い方が合わなくなっている
昔は問題なく歌えていた方法でも、現在の声には合わなくなっていることがあります。
例えば、若い頃は勢いよく高音を出せていた方でも、久しぶりに同じ歌い方をすると、喉に力が入ってしまう場合があります。
また、以前の感覚にこだわりすぎることで、無理に声を張り上げてしまうこともあります。
このような場合には、昔の声を無理やり再現するのではなく、現在の声に合わせて歌い方を調整することが大切です。
もし原曲キーで歌うことが難しいのであれば、キーをいくらか下げて練習することも効果的です。
以前と同じ歌い方にこだわらず、今の自分に合った発声を見つけることが重要です。
⑤ 生活習慣や体調の変化
声の状態は、日々の生活習慣によっても変化します。
例えば、睡眠不足や疲労が続くと、声が出しづらくなることがあります。
また、水分不足や乾燥した環境では、喉に不快感が生じやすくなります。
その他にも、飲酒や喫煙などが、声の状態に影響する場合があります。
「年齢のせいだから仕方ない」と決めつけず、生活習慣や体調を見直すことも大切です。
なお、声のかすれが長く続く場合や、急に声が出なくなった場合には、声帯の病気が隠れている可能性もあります。
そのような場合は、無理に練習を続けず、耳鼻咽喉科で相談しましょう。
大宮のボイトレスクール「NOPPO MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!声のピークは何歳なのか?

「歌声が最も良い状態になるのは何歳なの?」
という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
結論からお伝えすると、歌声のピークを特定の年齢で決めることはできません。
声帯や身体の状態は年齢によって変化しますが、歌唱力はそれだけで決まるものではないからです。
基本的に声帯は、20歳を迎えるとそこからは衰える一方といわれています。
なので20代では若さを活かした力強い歌声が魅力になります。
一方、30代・40代以降では、経験を重ねることで発声技術や表現力が向上し、若い頃より上手に歌えるようになる方もいます。
また、50代・60代からボイストレーニングを始めて、歌唱力の向上を目指すことも可能です。
つまり、声の若さと歌の上手さは、必ずしも比例しないのです。
年齢を重ねることで声の特徴が変わっても、その声に合った歌い方を身につければ、魅力的な歌声を目指すことができます。
今からでも間に合う!歌声を取り戻す練習方法

ここからは、昔より歌いづらくなったと感じている方におすすめの練習方法をご紹介します。
大切なのは、以前の声を無理やり再現しようとするのではなく、現在の声の状態に合わせて、少しずつ発声のコントロールを取り戻すことです。
① 「スー」の発声で息をコントロールする
最初におすすめしたいのが、呼吸を安定させる練習です。
歌うときに息が続かない方や、声が不安定になりやすい方は、まず息を一定に吐く感覚を身につけましょう。
【練習方法】
- 背筋を自然に伸ばし、肩の力を抜きます。
- 鼻や口から、無理のない範囲で息を吸います。
- 歯の隙間から「スーーー」と細く息を吐きます。
- まずは5秒間、息の強さを一定に保ちます。
- 慣れてきたら8秒、10秒と少しずつ伸ばしてみましょう。
この練習では、長く息を吐くことよりも、息の強さを安定させることが重要です。
途中で急に息が強くなったり、最後に苦しくなったりする場合は、秒数を短くして構いません。
最初から最後まで、同じくらいの強さで息を吐ければ成功です。
また、吸う時にお腹の動きもしっかりと意識し、呼吸が浅くならないように取り組んでいきましょう。
吸う時にはお腹は膨らみ、吐くときには凹むといった形で自然に行うことができていれば、よい呼吸の練習になります。
② 「んー」の発声で無理なく声を出す
久しぶりに歌う方は、いきなり大きな声を出すのではなく、小さな声から発声の感覚を取り戻すことをおすすめします。
そこで取り入れたいのが、ハミングです。
ハミングは自然な声帯の動きを促すため、声を安定させることに効果的な練習です。
【練習方法】
- 口を軽く閉じます。
- 話し声に近い、出しやすい高さを選びます。
- 小さな声で「んーー」と3秒ほど発声します。
- 声が安定してきたら、少しだけ音程を上下させます。
- 5回程度繰り返しましょう。
このとき、鼻や唇の周辺に振動を感じる場合がありますが、振動の強さを無理に求める必要はありません。
重要なのは、喉を締めずに声を出せているかどうかです。
息苦しさや喉の痛みがなく、一定の音量で発声できれば成功です。
③ 裏声で高音の感覚を取り戻す
「昔より高い声が出なくなった」
という方におすすめなのが、裏声を使った練習です。
高音が出ないと、つい地声を強く押し出したくなりますが、それでは喉に負担がかかってしまいます。
まずは、無理なく出せる裏声を使って、音程を上下させる感覚を取り戻しましょう。
【練習方法】
- 力を抜いて、軽く「ホー」と裏声を出します。
- 無理なく出せる高さから始めます。
- 「ホー」のまま、ゆっくり音程を少し上げます。
- 苦しくなる手前で止め、元の高さに戻します。
- これを3〜5回繰り返します。
ポイントは、大きな声を出さないことです。
声量を抑えながら、音程を滑らかに変化させてみましょう。
途中で声が途切れる場合は、音域を狭くして練習してください。
裏声を無理なく出せる範囲が増えると、高音を歌うための発声練習にも取り組みやすくなります。
④ 「マ・マ・マ」で音程を安定させる
昔より音程が取りづらくなった方は、短い音階を使った発声練習がおすすめです。
ピアノやキーボードアプリなどを使って、音を確認しながら行いましょう。
【練習方法】
- 自分が楽に出せる音を1つ選びます。
- その音に合わせて「マ」と発声します。
- 「ド・レ・ミ・レ・ド」の5音を「マ・マ・マ・マ・マ」で歌います。
- 最初はゆっくりと、1音ずつ音程を確認します。
- 安定して歌えたら、半音ずつ開始音を上げてみましょう。
この練習では、高い音まで到達することが目的ではありません。
まずは、5つの音を正確に歌い、最後の音が最初と同じ高さに戻っているかを確認しましょう。
スマートフォンなどで録音して聴き比べると、音程のずれに気づきやすくなります。
⑤ キーを下げて1曲歌う
発声練習に慣れてきたら、実際の楽曲を使って練習しましょう。
このとき、昔と同じキーにこだわる必要はありません。
例えば、原曲で高音が苦しい場合には、カラオケのキーを「−2」程度に設定して歌ってみましょう。
それでも苦しい場合は、さらに調整して構いません。
余裕を持って歌えるようになったら、必要に応じて少しずつキーを戻してみましょう。
ただし、原曲キーで歌えることだけが上達ではありません。
現在の声に合ったキーで、安定して気持ちよく歌えることも大切な技術です。
1日15分のおすすめ練習メニュー
久しぶりに歌う方は、最初から長時間練習する必要はありません。
例えば、次のようなメニューがおすすめです。
| 練習内容 | 時間 |
|---|---|
| 呼吸のコントロール | 2分 |
| ハミング | 3分 |
| 裏声の練習 | 3分 |
| 音階練習 | 3分 |
| 歌いやすい曲の一部分を歌う | 4分 |
| 合計 | 15分 |
毎日必ず15分行う必要はありません。
声の状態を確認しながら、無理のない頻度で継続しましょう。
特に、声がかすれている日や喉に痛みがある日は、発声練習を控えることも重要です。
歌いづらく感じたら、ボイストレーニングを活用するのもあり!
加齢により歌いづらくなったとのことでレッスンにいらっしゃる方は、少なくありません。
お悩みは
「声量が出ない」
「高音が苦しくなった」
「すぐに息切れしてしまう」
など様々です。
しかし、皆さん一緒に体を使ったトレーニングを行い、声についての理解を深めていくことで、少しずつ昔のレパートリーを歌えるようになっていきました。
最初はキーを変えてみたりと試行錯誤し、まずは「できる」を増やしていくことで昔の感覚を思い出せたようです。
ぜひ、個人練習でお悩みの方、ボイストレーニングのレッスンを活用してみてください!

昔より歌いづらくなった方におすすめの練習曲
歌声を取り戻すためには、練習曲の選び方も重要です。
久しぶりに歌う方は、音域が極端に広い曲や、高音が連続する曲よりも、比較的ゆったりとしたテンポで歌える曲から始めましょう。
ここでは、男女別におすすめの楽曲をご紹介します。
男性におすすめの練習曲
① 福山雅治「桜坂」
落ち着いたテンポで、比較的低めの音域を中心に歌える楽曲です。
高音を無理に張り上げず、自然な声でメロディーを歌う練習に向いています。
特に、フレーズの最後まで声量を安定させることを意識してみましょう。
② スピッツ「チェリー」
同じような音型が繰り返される部分もあり、音程やリズムを確認しながら練習しやすい楽曲です。
一つひとつの言葉を丁寧に発音しながら、自然な声で歌うことを意識してみましょう。
シンプルなコードで構成されているため、キーを変えても音程が迷いにくい楽曲でもあります。
女性におすすめの練習曲
① 松任谷由実「やさしさに包まれたなら」
比較的落ち着いたメロディーで、声を強く張り上げずに歌う練習に取り入れやすい楽曲です。
フレーズを滑らかにつなぎながら、音程を安定させることを意識しましょう。
② あいみょん「マリーゴールド」
自然な話し声に近い感覚から歌いやすい部分があり、発声のバランスを確認する練習に向いています。
ただし、サビでは高い音が登場するため、無理のないキーに調整してください。
息を強く押し出さず、安定した音量で歌うことがポイントです。
練習曲を選ぶときのポイント
楽曲を選ぶときには、原曲の音域だけでなく、自分にとって歌いやすいかどうかを確認しましょう。
特に大切なのは、サビを無理なく歌えるキーを選ぶことです。
また、最初から1曲通して歌う必要はありません。
Aメロだけ、サビだけなど、短い部分に区切って練習することも効果的です。
昔より歌いづらくなることについてよくある質問
40代・50代からボイストレーニングを始めても上達しますか?
A. はい!40代・50代からでも、歌唱力の向上は十分に目指せます。
歌唱力には、声帯の状態だけでなく、呼吸のコントロールや音程感覚、発声技術などが関係しています。
そのため、年齢を重ねてからでも、適切な練習によって歌いやすさが改善する可能性があります。
ただし、若い頃とまったく同じ声を取り戻せるとは限りません。
現在の声の特徴を理解し、自分に合った発声方法を身につけることが大切です。
滑舌も悪くなったと感じます。これも年齢のせい?
A. 筋肉の衰えが、滑舌が不明瞭になる原因になる事もあります。
顔や口周りの筋肉は、加齢とともに衰えていく傾向にあります。
よって、これまで意識せずに話すことができていた言葉が、気づかないうちに不明瞭になってしまう場合があります。
自身の滑舌の状態に気づけたら、まずは普段の言葉を明瞭に話すよう意識していきましょう。
ゆっくり筋肉がついてきて、自然と改善することができます。
毎日歌っていれば、声の衰えを防ぐことができますか?
A. 適切な発声習慣は歌声の維持に役立ちますが、毎日歌えば必ず衰えを防げるわけではありません。
歌う機会を継続的に設けることで、音程や声量のコントロールを維持しやすくなる可能性があります。
しかし、無理な発声を続けていると、声帯に負担がかかることもあります。
大切なのは、練習時間の長さではなく、無理のない発声を継続することです。
声の状態が良い日は練習し、疲労や違和感がある日は休むなど、体調に合わせて調整しましょう。
昔より歌いづらくなっても、歌声は磨いていける!

今回は、昔より歌いづらくなる原因や声のピーク、歌声を取り戻すための練習方法についてご紹介しました。
以前より歌いづらくなったと感じると、
「もう年齢的に仕方ないのかな……」
と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歌いづらさの原因は、必ずしも加齢だけではありません。
歌う機会の減少や呼吸のコントロール、発声方法の変化など、改善を目指せる要素もあります。
また、歌唱力は高音の出しやすさや声量だけで決まるものではありません。
音程の安定性や声の響き、歌詞の表現など、年齢を重ねてからでも磨ける技術はたくさんあります。
大切なのは、昔の声と今の声を比べて落ち込むことではなく、現在の声に合った練習方法を見つけることです。
まずは1日10〜15分程度から、無理のない発声練習を始めてみましょう。
今の自分に合った歌い方を身につけて、これからも歌を楽しんでいきましょう!
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