こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
カラオケで歌謡曲を歌ったとき、
「音程は合っているはずなのに、なんだか雰囲気が出ない……」
「昔の歌手のような深みのある歌い方ができない……」
と感じたことはありませんか?
歌謡曲はメロディーが覚えやすい曲も多いため、一見すると簡単そうに感じるかもしれません。
しかし、実際に歌ってみると、**歌詞の伝え方や声の強弱、ビブラート、しゃくり、語尾の処理など、さまざまな表現力が求められます。**
また、有名な歌謡曲を何曲か覚えておくと、年上の方とのカラオケや会社の飲み会などでも活躍します。
今回は、そんな歌謡曲をうまく歌う方法について詳しく解説していきます!
では、参りましょう!
歌謡曲とは?

「歌謡曲」という言葉は非常に広い意味で使われています。
一般的には、昭和を中心に日本で親しまれてきた大衆的な流行歌を指すことが多く、現在のJ-POPへとつながる日本のポピュラー音楽の一つと考えることができます。
歌謡曲の特徴の一つが、**メロディーと歌詞を大切にした楽曲が多いこと**です。
最近のJ-POPには細かなリズムや速い言葉、高音域などを特徴とする楽曲も多くありますが、歌謡曲では比較的ゆったりとしたメロディーの中で、一つひとつの言葉を丁寧に伝える楽曲も多くあります。
そのため、「音程さえ合っていればうまく聞こえる」というわけではありません。
同じメロディーでも、声の強弱や言葉の置き方、ビブラートなどによって印象が大きく変わります。
つまり歌謡曲では、**歌唱力だけでなく「表現力」も非常に重要になるのです。**
有名な歌謡曲を知ろう
まずは、歌謡曲を練習するうえで知っておきたい代表的な楽曲を見てみましょう。
男性の有名な歌謡曲
男性曲には、力強い歌声や低音の魅力を活かせる楽曲がたくさんあります。
代表的なものとして、
尾崎紀世彦「また逢う日まで」
寺尾聰「ルビーの指環」
松崎しげる「愛のメモリー」
などがあります。
例えば「また逢う日まで」は、声量だけでなく、太く安定した声やロングトーンを練習するのにも適しています。
一方、「ルビーの指環」では、力強さだけではなく、息の混ざった声や繊細な強弱なども重要になります。
同じ歌謡曲でも、歌手によって歌唱スタイルは大きく異なるのです。
女性の有名な歌謡曲
女性曲では、
山口百恵「いい日旅立ち」/H4>
美空ひばり「川の流れのように」
テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」
などが有名です。
女性の歌謡曲には、声量を必要とする曲だけでなく、優しく語りかけるような歌唱が魅力となっている楽曲もたくさんあります。
そのため、自分の声質や得意な音域に合った歌手を探すことも大切です。
最初は好きな曲を選んでも構いませんが、歌謡曲の歌い方を身につけたい場合は、複数の歌手を聴き比べてみるとよいでしょう。
歌謡曲を上手く歌えるようになりたい方は「ボーカルコース」へ!年上の人に受ける歌謡曲の選び方

会社の飲み会や幅広い年代が集まるカラオケでは、
「何を歌えば盛り上がるんだろう?」
と迷ってしまいますよね。
そんなときは、単純に「古い曲」を探すのではなく、**相手が若い頃に流行していた有名曲を選ぶ**ことがポイントです。
イントロだけで分かる有名曲を選ぼう
年上の方に向けて歌うのであれば、知る人ぞ知る名曲よりも、イントロを聴いただけで、
「あ、この曲知ってる!」となる曲のほうがカラオケでは盛り上がりやすくなります。
カラオケでは、年代別のランキングを後悔している機種もあります。
ヒトカラに行ったタイミングなどで、どんな楽曲が好まれているかリサーチしておくと、選曲には困りません!
共通の趣味や話題は、その人との距離を近づけるのにとても効果的です。
相手の青春時代から逆算する
選曲で意識したいのが、「現在何歳なのか」ではなく「青春時代に何を聴いていたのか」という考え方です。
例えば60代の方なら、その方が10〜20代だった1970〜80年代のヒット曲を調べてみます。
すると、現在の若い世代でも知っているような有名曲がたくさん見つかるはずです。
当時よく聴いていた曲には、学生時代や仕事を始めた頃、恋愛など、その人自身の思い出が重なっていることもあります。
もしかしたら、思わぬその人のエピソードを引き出すことができるかも・・・!
だからこそ世代を超えたカラオケでは、最新曲を完璧に歌うこととは違った盛り上がり方が生まれるのです。
歌謡曲の歌い方

ここからは、実際に歌謡曲を上手く歌うためのコツを紹介します。
歌詞を「セリフ」のように伝える
歌謡曲で非常に重要なのが歌詞です。
ただメロディーに合わせて文字を読んでいるだけでは、なかなか感情が伝わりません。
そこでおすすめなのが、「音程の付いたセリフを話している」と考えることです。
例えば失恋を歌った曲なら、
「誰に向かって言っているのか?」
「まだ相手を好きなのか?」
「強がっているのか?」
「本当に別れを受け入れたのか?」
など登場人物の心情を考えてみましょう。
同じ「さよなら」という言葉でも、怒りながら言うのか、泣きながら言うのか、優しく言うのかによって聞こえ方はまったく違います。
もし自分がその物語の登場人物だったら、どんな気持ちになるのか・・・。
歌詞の主人公になったつもりで言葉を発することが、歌謡曲をうまく歌う第一歩です。
ビブラートを使う
歌謡曲らしい歌唱を作る代表的なテクニックが「ビブラート」です。
ビブラートとは、伸ばしている声を規則的に揺らす歌唱表現です。
特に歌謡曲では、フレーズの最後やロングトーンに使われることが多くあります。
ただし、最初から最後までビブラートをかければよいわけではありません。
おすすめなのが、**「まっすぐ伸ばす → 最後だけビブラート」**という歌い方です。
ストレートな声とビブラートを使い分けることで、より大きな表現の変化を作ることができます。
ビブラートの中でも強弱を使い分けることが出来ると、より歌唱のクオリティは上がっていきます!
しゃくりを使う
「しゃくり」とは、目標となる音程より少し低いところから声を出し、滑らかに本来の音程へ移動するテクニックです。
歌謡曲では、切なさや色気を表現するとき、またリズム感をフレーズの中に生み出したい時に効果的です。
ただし注意したいのが、すべての音をしゃくらないことです。
毎回同じように下から音程へ入ってしまうと、それは表現ではなく「歌い癖」になってしまいます。
特に伝えたい言葉やフレーズなど、ポイントを決めて使いましょう。
強弱を大きくする
歌謡曲では、一曲を通して同じ音量で歌うのではなく、曲の中でドラマを作ることが重要です。
例えば、
**Aメロ:語る**
↓
**Bメロ:少しずつ感情を高める**
↓
**サビ:感情を解放する**
という流れを作ってみましょう。
サビを大きく聞かせたいからといって、サビだけ無理やり大声を出す必要はありません。
Aメロを少し抑えておけば、サビの音量を極端に上げなくても大きな変化を感じさせることができます。
「小さく歌えること」も立派な歌唱力です。
歌謡曲を上手く歌う練習方法

まず歌詞を読んでみる
曲を練習するとき、いきなりカラオケ音源を流して歌っていませんか?
歌謡曲を練習する場合は、一度メロディーから離れて歌詞だけを読んでみることをおすすめします。
「この曲は何について歌っているのか?」
「主人公の気持ちはどこで変化するのか?」
「一番伝えたい言葉はどこなのか?」
などを考えます。
声に出して読むことで、自然と自分の中のイメージを深くコツことが出来るようになります。
曲によっては、ドラマや映画等作品に紐づいたものも多いです。
私はまず、そのタイアップ先の作品をチェックすることが多いです。
その作品を観ることで、どんな観点から楽曲が作られたのか知ることが出来るかもしれません。
歌詞の内容を理解してから歌うことで、自然と強調したい言葉が見えてきます。
プロの歌を細かく分析する
原曲を何度も聴くことも非常に重要です。
しかし、「やっぱりプロはうまいなぁ」で終わってはいけません!
原曲を聴くときは、
* どこで息を吸っているか * どこを強く、弱く歌っているか * どこでしゃくっているか * どこにビブラートを入れているか * 語尾を伸ばしているか * 語尾を短く切っているかなどをチェックしてみましょう。
まずはそのままものまねでも大丈夫。
これだけでも、今までとは違った聴こえ方、歌い方になると思います。
「語尾」にこだわる
歌謡曲を歌うとき、ぜひ注目してほしいのが語尾です。
バラードでは、フレーズの最後をどう終わらせるかによって歌全体の印象が変わります。
会話でも同様のことが言えますが、人は語尾のニュアンスをもとに、相手が何を考えているか聞くことが多いです。
歌い手は、語尾によってどんな感情をお客さんと共有したいか、どう表現し渡すかを考える必要があります。
歌い出しだけでなく「歌い終わり」にも意識を向けてみましょう。
歌謡曲を上手く歌えるようになりたい方は「ボーカルコース」へ!歌謡曲をうまく歌うための発声練習
最後に、歌謡曲におすすめの発声練習を紹介します。
歌謡曲では高音を出す能力だけでなく、**安定した声、明瞭な言葉、強弱を自由に変えられるコントロール力**が重要です。
ロングトーン
まずは、自分が楽に出せる音程で、
「アーーーーー」
と5〜10秒程度伸ばしてみましょう。
途中で音程や音量が変化しないように注意します。
もしどうしてもブレてしまう方は、ストレッチをしながら声を出すと、脱力した自然な状態で息が吐けるので、声が安定しやすくなります。
真っすぐ声を出せるようになってきたら、「小さい声 → 大きい声 → 小さい声」と一つのロングトーンの中で音量を変化させます。
歌いだしを息交じりに、段々芯のある声を増やしていくと、上手く強弱を変化させることが出来ます。
歌謡曲で必要になる抑揚を作るための練習になります。
母音をはっきり発音する
次は、「あ・え・い・お・う」と一音ずつ発声します。
ただ口を大きく動かせばよいわけではありません。
筋肉の動かし方を意識しながら、それぞれの母音がはっきり聞こえるように発音します。
鏡の前でどう口が動いているか確認しながら行うと、自身の話すクセにも気づくことが出来ます。
歌謡曲は歌詞が魅力となっている楽曲も多いため、**「何を歌っているのか聞き取れる声」を作ることが重要です。**
ロングトーンからビブラートへ
一つの音を、「アーーーーーーーー」とまっすぐ伸ばします。
その後、後半だけビブラートを加えてみましょう。
最初からビブラートをかけるのではなく、ロングトーン → ビブラートを自分の意思で切り替えることがポイントです。
ビブラートが勝手にかかる状態ではなく、「ここで使いたい」と思ったところで使えるようになることを目指しましょう。
もしビブラートが苦手な方は、「ア↓ア↑ア↓ア↑ア↓~」と、大きく音程を一定の幅で上下させるところから始めてみましょう。
揺らす感覚を掴むためですね。
慣れてくると、自然とビブラートの塩梅もつかめてくるはずです!
よくある質問
歌謡曲ではビブラートをたくさん使ったほうがいいですか?
A. たくさん使えばよいわけではありません。
ビブラートは歌謡曲らしさを作る代表的なテクニックですが、すべてのロングトーンに入れてしまうと、歌い方が単調になってしまうことがあります。
語尾の処理を使い分けることがポイントです。
「ビブラートをかけること」を目的にするのではなく、「余韻を残したいからビブラートを使う」というように、歌詞の感情に合わせて選んでみましょう。
若い人でも歌謡曲をうまく歌えますか?
A. もちろん歌えます。
歌謡曲らしい歌い方は年齢によって決まるものではなく、発声や表現方法を練習することで身につけることができます。
特に若い方が歌謡曲を練習する場合は、原曲を何度も聴いて、声の強弱・語尾・しゃくり・ビブラート・言葉の発音などを細かく分析してみるのがおすすめです。
最初から歌手本人の声質を完全に再現しようとするのではなく、「どのような表現を使っているのか」を取り入れてみましょう。
歌謡曲と最近のJ-POPでは歌い方が違いますか?
A. 曲によって異なるため一概にはいえませんが、歌謡曲では歌詞の言葉やメロディーを丁寧に聞かせる表現が重要になる楽曲が多くあります。
そのため、音程やリズムだけでなく、声の強弱や語尾、ビブラート、しゃくりなどにも注目してみましょう。
一方で、最近のJ-POPにも歌謡曲的な表現を取り入れた楽曲はあります。
「歌謡曲だからこの歌い方」と決めつけるのではなく、原曲の歌手がどのように言葉やメロディーを表現しているのかを分析することが大切です。
歌謡曲は「表現力」でうまくなる!

歌謡曲をうまく歌うためには、音程やリズムを正確にするだけでは十分ではありません。
もちろん、安定した発声や音程は歌の土台として重要です。
しかし、その土台の上に表現を加えることで、歌謡曲ならではの魅力が生まれてきます。
特に大切なのは、テクニックをたくさん使うことではなく、**「なぜここでこの歌い方をするのか」を考えることです。**
悲しいから声を弱くする。
気持ちが高まったから声を強くする。
余韻を残したいから最後にビブラートをかける。
言葉を強調したいから少ししゃくる。
上記は一例で、その表現方法は多種多様になりますが、まずは歌詞の感情と歌唱テクニックを結びつけてみましょう。
そして、有名な歌謡曲を何曲か歌えるようになれば、普段のカラオケはもちろん、年上の方と一緒に歌う場面でも大きな武器になります。
ぜひ好きな歌謡曲を一曲選び、練習してみてください!
今まで何気なく歌っていた歌謡曲が、より深く、より楽しく歌えるようになっていきます!
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