こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
歌を練習していると、
「サビは覚えているのにAメロで止まってしまう…」
「本番になると急に歌詞が飛んでしまう…」
そんな経験はありませんか?
どんなに歌が上手くても、歌詞が思い出せなければ表現することはできません。
そこで今回は、歌詞を覚えるコツについて、ボイストレーナーの視点から詳しく解説します!
ぜひ練習に取り入れてみてください。
では、参りましょう!
どんな時に歌詞を覚える必要があるのか

「歌詞なんて見ながら歌えばいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
カラオケに行けばテロップが見れるので、わざわざ覚えなくても歌を楽しめる事が多いです。
しかし、歌詞を暗記していることで得られるメリットは非常に大きいのです。
ライブや発表会
ライブでは歌詞カードを見ることはほとんどありません。
観客の表情を見たり、身体でリズムを感じたりしながら歌う必要があります。
踊ったりお客さんとコミュニケーションを取ったりと、歌唱以外の表現も同時に行う事も多いです。
歌詞を覚えていることで、様々なパフォーマンスのクオリティを高められます。
オーディション
歌手やミュージカル、声優などのオーディションでは、基本的に暗譜が前提となることがほとんどです。
「見て歌ってもいいですよ」というオーディションも多いですが、歌詞を覚えていることはそこまでの練習量、またオーディションにかけている気持ちをアピールすることに繋がり、審査員の心象UPも狙えることが多いです。
そもそもの歌唱力を魅せたい時、ベストパフォーマンスは歌詞カードを離して歌えること。
ステージの上で歌っている姿を想像させるためにも、覚えて歌いたいものです。
また、歌詞を見る余裕がないほど緊張する場面だからこそ、自然に歌詞が出てくる状態まで覚えておくことが重要です。
カラオケでも役立つ
カラオケでは画面に歌詞が表示されますが、
歌詞だけを追ってしまうと
・音程
・リズム
・抑揚
へ意識を向ける余裕がなくなります。
歌唱の際、より細かく合わせるには「耳」で聞いて音楽を捉える必要があります。
歌詞を覚えていると歌唱そのものへ集中できるため、結果的にカラオケ採点の点数も向上します。
なぜ歌詞が飛んでしまうのか

「昨日まで歌えていたのに、本番で急に忘れた…」
これは珍しいことではありません。
歌詞が飛ぶ理由には、いくつか共通点があります。
言葉だけを丸暗記している
最も多い原因です。
歌詞だけを文章として覚えようとすると、脳は非常に混乱します。
歌詞は音楽と一緒に覚えるものです。
メロディー・リズム・言葉がセットになって初めて記憶として定着します。
文字だけを追わず、聴く、歌うとを繰り返し音楽としてインプットしてみましょう。
緊張による記憶の停止
緊張すると交感神経が優位になります。
すると脳は「失敗しないように」という防衛反応を起こします。
その結果、普段思い出せていた歌詞が急に出なくなることがあります。
これは記憶が消えたわけではなく、一時的に取り出しづらくなっている状態です。
意味を理解していない
歌詞の内容を理解していないと、ただの文字列として記憶されます。
例えば、ストーリーや主人公の気持ちを理解している歌は忘れにくくなります。
これは脳が「意味のある情報」として保存しているためです。
文脈や世界観、言葉の意味を理解しながら歌うことで、自然と表現力の向上に繋がります!
身体で覚えていない
歌は筋肉運動です。
発声・呼吸・口の動き・リズム。
これらを身体で覚えていると、歌詞も自然に引き出されやすくなります。
逆に頭だけで覚えている場合、本番で思い出せなくなることがあります。
より歌を実践の場で練習したい方は「ボーカルコース」へ!歌詞を覚えるコツ

では、どうすれば歌詞を忘れなくなるのでしょうか。
歌詞の意味を理解する
まず最初に行いたいのが、歌詞を読むことです。
主人公は誰なのか。
何を伝えたい曲なのか。
言葉の意味・意図はなんなのか。
どんな感情で歌われているのか。
歌うことに精一杯になってしまうと、内容を把握できない場合があります。
声に出し文章としてまず読むことで、歌詞を俯瞰して捉えることが出来ます。
意味を理解するだけで記憶の定着率は大きく向上します。
歌い出す前に、音楽の世界観を頭でイメージすることも大切です。
ステージにいることやお客さんの目線に気を取られてしまうと、音楽を楽しむことが出来ず普段のパフォーマンスを出すことが出来ません。
音楽が始まったときに自然と世界観や感情が想起させられるように、曲を分解して捉えていきましょう。
ブロックごとに覚える
一曲丸ごと覚えようとすると負担が大きくなります。
例えば
・Aメロ
・Bメロ
・サビ
と区切って覚えることで、脳への負担が減ります。
特にほとんどの楽曲は、1番2番ラスサビと歌詞が違うことが多いです。
ブロックごとに区切れば、同じメロディーでも伝えたいことがそれぞれ違うことに築くことが出来ます。
それぞれのブロックを反復するように練習していきましょう!
歌詞を見ない時間を作る
覚えたと思ったら、一度歌詞を閉じて歌ってみましょう。
思い出そうとする行為そのものが、記憶を強くします。
間違えたら確認し、また頭から。
曖昧に覚えてしまった時、本番では不安な部分は音を間違えたり入り方がずれたりと必ず何かしらのアクシデントを招きます。
不明瞭な部分を少しずつ失くしていくように、根気強く思いだしていきましょう!
「見る時間」よりも、「思い出す時間」の方が暗記には効果的です。
身体に、脳に定着するよう徹底して行いましょう。
毎日少しだけ歌う
長時間一度だけ練習するより、毎日5〜10分歌う方が記憶は定着します。
これは脳が繰り返し触れた情報を「重要」と判断するためです。
継続した練習が歌詞を長期間忘れない秘訣になります。継続して身体に覚えさせることは、歌の上達にも非常に重要です。
緊張を解く方法を身に付ける
せっかく覚えても、緊張して歌詞が飛んでしまうことは大いにあります。
緊張しない方法、また緊張を抑える方法を身に付けていきましょう。
ステージに上がる前、まずは大きく深呼吸します。
呼吸の乱れは心の乱れに繋がります。
まずはゆっくり落ち着かせましょう。
オススメは、ぐっと全身に力を籠め、一気に緩めるというワークです。
いっきに弛緩させてあげることで、体や脳にリラックスしたと勘違いさせることが出来ます。
普段通りでなくても大丈夫。
歌唱に集中できるよう、様々な方法を試していきましょう!
筆者が実際に行う歌詞を覚える方法
ここでは、筆者がステージで歌う際に実際に行う歌詞の覚え方をお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください!
歌詞を書く
ノートやメモ帳に、歌詞を一通り書いていきます!
元々日記を書くのが好きなので、その気持ちでサクサク書いていきます。
実際に手を動かして言葉を認識していくので、どんな意味があるのか、イメージを膨らませながら歌詞をインプットすることが出来ます。
歌詞を声に出して読む
朗読のように、丁寧に読んでいきます。
口に歌詞の形を覚えさせる、発することで脳に刻んでいく感覚です。
何も考えなくても口が動くようになれば、しっかり覚えた証拠です。
慣れてきたら、普段の言葉のように自然に読んでいきます。
普段の生活の中で歌詞がどのように紐づくかイメージしながら喋っていきます。
すると、曲に対して当事者意識が持てるので、作らず自然に歌う事に繋がっていきます。
何も見ずに歌えるまで反復する
8割形覚えてきたら、実際に何も見ずに歌っていきます。
言葉が出てこなければ、また頭から。
反復、反復です。
時にイヤになりそうになることもありますが、根気強く歌詞が最後まで出てくるまで何回も繰り返していきます。
人は、イヤなことを達成することで「自信」を付けていく生き物です。
しっかり歌えれば、ステージの上での安定感に繋がります。
とはいっても、私は姉の結婚式で中島みゆきの「糸」を歌った時、思わず2番から歌い出してしまいました。
飛ばすときは飛ばします。
やってしまったら背水の陣です。
歌詞がぐちゃぐちゃになりながらも最後までやり切りました。
お仕事で歌わせていただく時は飛ばしたことが無かったため、すごく動揺したことは覚えています。
やはり、特殊な環境は普段通りとはいかないですね。姉の晴れ舞台だからと良い歌唱にしないとと気負いすぎていたのかも入れません。
しかし、その全力さに姉夫婦は涙してくれました。
家族のやさしさですね。
申し訳ない気持ちも沢山でしたが、そんな情けない姿に心を動かしてくださってなおさら嬉しくもありました。
プロやアマチュア等関係ありません。
ステージの上でのパフォーマンスは、最後までやり切ることを心掛けることをお勧めします!
よくある質問
歌詞を覚えるのに何日くらいかかりますか?
A. 曲の長さや個人差によりますが、毎日10〜20分程度練習すれば数日〜1週間ほどで覚えられる方が多いです。
焦らず繰り返し触れることが大切です。
本番だけ歌詞が飛んでしまいます。
A. 緊張によって記憶が一時的に取り出しづらくなることがあります。
普段から歌詞を見ずに歌う練習や、本番を想定した通し練習を取り入れることで改善しやすくなります。
またどうしても飛んでしまう時も、歌うのを辞めず最後までやり切ることを心掛けましょう。
プロでも歌詞は飛ばしてしまいますか?
A. しばしばあります!
プロも人間です。
歌詞を飛ばしてしまったからと言って、歌手生命が終わってしまうといったことはありません。
しかし、次のチャンスを掴めないかもしれない。
徹底した準備はもしもの時のフォローにもなるので、しっかり覚えられるよう練習していきましょう!
歌詞を覚えることは、歌を自由に表現する第一歩!

歌詞を覚えることは、単なる暗記ではありません。
歌詞を身体と心に染み込ませることで、
・表現力
・歌唱の安定感
・感情移入
・本番での余裕
など、多くのメリットが生まれます。
最初は中々覚えられず、
「自分は暗記が苦手かも…」
と感じることもあるでしょう。
しかし、人の記憶は繰り返しと意味付けによって確実に強くなります。
歌詞を理解し、
短いフレーズから少しずつ積み重ね、
毎日繰り返し歌うことで、自然と身体が歌詞を覚えていきます。
焦らず、自分のペースで練習を続けていきましょう。
その積み重ねが、歌詞を気にせず自由に歌える、あなたらしい歌声へと繋がっていくはずです!
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