こんにちは。
NOPPO MUSIC SCHOOL講師の磯田文絵です。
NOPPOでは、声楽、ミュージカル、ポップス、弾き語りなどのレッスンを担当しています。
今回はプロとして活動していきたい方にむけての、歌のプロ意識についての内容です。
プロ志向ではないという方でも、うまく聞こえる歌を歌うための役にたつ内容だと思います。
本番で崩れないための「再現性」と「客観性」
感覚的に歌うことが得意な方ほど、
「調子の良い日は歌えるのに、本番ではうまくいかない」
という悩みを抱えることがあります。
歌は身体を使うものなので、その日の体調やメンタルの影響を大きく受けます。
だからこそ、どんな状況でも同じ状態で声を出せる
「再現力」
を身につけることが重要になります。
歌が不安定になる原因として多いのは「無意識」です。
呼吸、姿勢、響き、言葉の扱いなど、意識すべきことが無意識になった瞬間、声は不安定になります。
歌の安定とは、
何を意識するべきかを知り、必要なことを自然にできる状態に近づけること
だと考えています。

次に、本番でうまくいく人が必ずもっている共通のものが
「客観力」です。
プロとして活動する以上は、
・確固たる技術
・お客さんを感動させる感情表現
・飽きさせない工夫
・楽しんでもらえるストーリー構成
・演出やビジュアル面
など、全て総合的にパーフェクトに近くある必要があります。
そうでなければ、お客さんの時間をもらって、お金をもらって、自分の演奏を聴かせるというのは成立しません。
プロとして通用する人は、自分を客観視できる人です。
特に、歌というのは自分の中でイメージしている聴こえ方と、人が聴いた時の聴こえ方にはどうしてもギャップがうまれます。
だれしも、初めて自分の録音された声を聞いた時に受けたことのあるギャップだと思いますが、それは必然的なことで、身体の中でなっている音と外側にしか出てない音があり、歌っている本人は、外側だけの音を聞きながら歌うことができないからです。
それは音だけでなく顔の表情なんかでも同じことで、写真を撮られた時、自分のイメージしている表情と、写真やビデオにうつった表情がちがっているなんてことはありませんか?
そこのイメージが一致している人は、普段から自分の表情をよく研究し、こういう風に顔を動かせば、人から見られた時にこういう表情になる、ということを客観視できている人です。
つまり、自分が発している音、声は、外にはどんなふうに聴こえているだろうか、ということをよく研究し、自分の声や表現を客観的に捉えられることは、上達のためにとても重要な力です。
歌は「頑張るもの」ではありません
上達の過程では、多くの方がスランプを経験します。
これは自分の基準が上がってきた証でもあり、成長の途中にある自然な変化です。
本番に不安を感じる方には、
「本番2日前からは練習しない」
という方法をおすすめすることもあります。
身体と心を休め、余裕を持って当日を迎えることも大切な準備のひとつです。
歌とメンタルは密接に関係しています。
心が緊張すれば身体も硬くなり、身体が硬くなれば声も出にくくなります。
とはいえ、歌は本来とても自然なものです。
息を吸って吐けば声は出ますし、音楽は本来楽しいものです。
「なんとなく歌える」から
「いつでも安心して歌える」へ。
その状態を一緒に目指していけたら嬉しいです。
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