こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLの曽我です。
一気に冷え込みましたが、お元気でしょうか。
体調管理には気をつけて過ごしていきましょう!
今回は、楽曲制作の上でクオリティを求めるなら必ず必要な「ハモリ」について扱います。
「メロディはできたけど、なぜか曲が単調に聞こえる」「プロの曲と比べると、自分の曲に奥行きがない」作曲をする多くの人が抱えるこの悩みの鍵は、ハモリ(ハーモニー)が握っています。
ハモリとは、単に主旋律に別の音程を重ねて歌うことではありません。
曲に「厚み」「立体感」を生み出すための、最も効果的なテクニックです。
ハモリをマスターすると、あなたの曲は一気にプロのような豊かな響きを手に入れます。
しかも、DTMなら楽器を弾く必要はありません。
この記事では、ハモリの基本から、プロも使う「コードトーン」を使った応用テクニックまで、解説していきます。
基礎知識!ハモリの役割と応用
ハモリ(ハーモニー)とは、同時に鳴らされる複数の音の響きのことで、「主旋律(リードボーカルなど)を支えるための、もう一つの旋律」として機能します。
その最大の役割は、主旋律の音に色彩と安定感を与えることです。
メロディを「強く、美しく、豊かに」聞かせるための土台でもあります。
良いメロディを考えることは一番重要ですが、ハモリがあれば、思いついたメロディをさらにパワーアップすることができます。
また、メロディ単体では寂しいフレーズも、重厚なハモリによるコーラスワークで豪華な旋律に仕上げることもできます。(ポップスでいえば、Queenが有名ですね!)
さらに、ハモリの考え方は、ボーカルだけに留まりません。
ボーカル: 曲のサビやクライマックスなど、特に聴かせたい部分で厚みを出す。
ホーンセクション: 異なる音程を同時に演奏し、華やかさや力強さを演出。
ストリングス: コードに合わせた音程で、豊かな広がりと感動的な雰囲気を生む。
王道テクニック!3度ハモリの作り方
ハモリの作成に初めて挑戦するなら、まずマスターすべきは「3度ハモリ」です。
主旋律に対して、音程を3つ分(3度)移動させるだけで心地よいハモリが作れます。
もっとも基本であり、もっとも多用される定番技です。
3度上 → 明るさ・華やかさ・心地よさ。
3度下 → 落ち着き・太さ・重厚感。
上級テクニック!コードトーンを考える
実は3度ハモリは万能ではありません。
メロディの音が、その小節で鳴っているコードと合わないことがあるからです。
その場合に使うのが「コードトーンハモリ」です。
<手順>
1. その小節のコードを確認する
2. 構成音(例:C=ドミソ / Am=ラドミ)を把握する
3. メロディとぶつからない構成音を選んでハモリにする
主旋律に対して濁りやすい「2度」や「7度」は避けましょう。
最後に
「ここは3度ハモリがイメージ通りなのに、どうしてもコードとぶつかる」みたいな場面。
その場合は、「違和感がないならOK」という考え方もあります。
作曲は答えが決まっていない創作なので、時には感性に任せることも必要です。
ただ、感性を活かすにも「知識」という土台が必要なのも事実です。
困ったらいつでもご相談くださいね。
もちろん「もっとレベルアップしたい」という方も大歓迎です。
無料体験レッスンもご活用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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