こんにちは!NOPPO MUSIC SCHOOL齊藤です!
チューニングってなに?
今回は、ギターを始めたばかりの方からよくいただく質問、「チューニングって何?」「どうやってやるの?」という疑問にお答えしていきます。 チューニングは、ギター演奏の“土台”ともいえる大切な工程です。
チューニングとは、ギターの6本の弦それぞれを、決められた音の高さに正しく合わせることです。ギターは構造上、弦を張ってペグ(糸巻き)で張力を調整しながら音程を決める楽器なので、どうしても弾いているうちに音がズレてきてしまいます。
なので、演奏の前には必ずチューニングをして、基準となる音程に合わせる必要があります。これを怠ると、どんなに上手に弾いても音が「なんか変・・・」「不協和音では??」といったことになってしまいます。

レギュラーチューニング
一般的な6弦ギターの標準チューニングは、「E-A-D-G-B-E」です。
これは6弦(太いほう)から1弦(細いほう)に向かって、低い音から高い音に並んでいます。
この並びはギターの基本中の基本なので、まずはこの順番をしっかり覚えることが大切です。
語呂合わせで、「家で(E,A,D)ギター(G)でビー(B,E)トルズを弾く」「家で(EAD)地(G)ビー(B,E)ルを飲む」なんて覚える方もいます(笑)
チューニングの方法
1. チューナーを使う方法(一般的)
現在最もポピュラーなのが、クリップ型チューナーを使う方法です。ギターのヘッドにチューナーを挟むと、弦の振動から音程を測定して、音が高いか低いかをリアルタイムで教えてくれます。
弦を1本ずつ弾いて、チューナーの指示に従ってペグを回しながら音を合わせていきましょう。中心を指すと「正確に合っている」状態です。
他の弦が同時に鳴ってしまうと、チューナーがそれにも反応してしまい正確なチューニングの妨げになるので、できるだけ鳴らしたい弦だけを鳴らすようにしましょう。
2. ハーモニクスや音叉を使う方法(中上級者向け)
耳を鍛える練習として、5フレットハーモニクスや音叉を使って音を合わせる方法もありますが、はじめは難しいかもしれません。慣れてきたらぜひチャレンジしてみましょう。

チューニングがズレる理由
ギターは非常にデリケートな楽器で、チューニングがズレてしまうタイミングが多くあります。
- 弦の伸びや劣化
- 湿度や温度の変化(高温多湿な梅雨や夏、冬の乾燥期)
- 演奏による物理的な緩み
- 移動や持ち運び時の振動
だからこそ、「チューニングは毎回やるもの」と覚えておきましょう。
レッスンでも、プロの現場でも、必ず演奏前にチューニングしています。
チューニングを習慣に
はじめのうちは「チューニング=面倒な作業」と感じるかもしれません。でも、正しい音程で弾くことができると、音楽が何倍も楽しく感じられるはずです。また、チューニングを習慣化することで、自然と“耳”も鍛えられていきます。
「毎回のチューニングが、自分の音感を育ててくれている」と思えば、きっとモチベーションにもなるはずです!
ギターにとってチューニングは、まさに「音楽の準備体操」。
どれだけ上手に弾けても、音が合っていなければその魅力は半減してしまいます。正しくチューニングされたギターは、それだけで美しい響きを持っています。
レッスン内でも、チューニングの仕方を丁寧にレクチャーしていますので、ギターを始めたての方でも安心してスタートできます。ぜひ、チューニングから“音楽の楽しさ”を体感してみてください!
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