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大宮(埼玉)のボイストレーニング NOPPO MUSIC SCHOOL

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秋なのか冬なのか~低い声の出し方~

こんにちは!NOPPO MUSIC SCHOOLの岩瀬です。

秋なのか冬なのか、僕の地元では雪がちらつく時期になりました。

この時期は雪を迎えるとワクワクする気持ちになりますが、いざ降ったらもういいよ〜っと気持ちが下がる道産子です。

ニュース見たらもう帰りたくないぐらい積もってますね。

それぐらい厄介で危険もある季節でもあるのです。

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低い声というギフト

前回のブログでは「高い声」について、つらつらと僕の見解を書き綴りましたが、今回は逆の「低い声」について書いてみようと思います。

ズバリ低い声はその人自身のギフトです!!!

なぜ低い声がギフトなのでしょうか。

答えは明確にあります。

声を出すには空気が声帯を通り、重なりあって振動して、声というのが生まれるのですが(詳しいことはAIに聞いてください。笑)、声帯の大きさや長さは人によってそれぞれ違います。

身長みたいな物です。

全員がバラバラであり、十人十色という言葉が正に当てはまるところなのかなと僕自身は思っております。

>この「この低い声」は、伸ばすことできるけど、高音より伸びません。

なぜなら前段にある通り、ギフトだからです。

みなさん、ここでこの低い声の価値を感じませんか?

高い声だけに縛られてませんか?

低くていい声出したいな〜と思っても限界があるんです。。。

深掘りしてみる

まず、低い声を「もっと低くしたい」という相談をいただくことがありますが、これは“骨格や声帯のサイズ”が強く関わるため、実はトレーニングで劇的に変えられる部分ではありません。

もちろん、響かせ方や息の使い方を変えることで、「低く聞こえる声」 を作ることは可能ですが、声帯そのものの構造を変えることはできないのです。

だからこそ僕は、低い声を持っている人には「それはあなたにしかない魅力ですよ!」と全力で伝えています。

例えば歌の世界では、高音が華のように扱われがちです。

SNSでも「高音出してみた!」という動画は伸びやすい。

でも、実は“低い声が美しいシンガー”って、めちゃくちゃ価値があります。

むしろ唯一無二。

高音は鍛えればある程度のところまでは届くけれど、低音の深さや太さは他の人が真似できません。

例えば洋楽のR&Bシンガーや、ジャズシンガー、あるいはJ-POPのバラードでも、低くて太い声が出るだけで、その一瞬で“世界観の土台”ができます。

これは本当に大きい武器です。

そしてもうひとつ大切なのは、 「低音を制する人は声全体を制する」 という事実です。

低音を安定させるためには、姿勢、息の圧、声帯をどれくらい閉じるか、喉の脱力など、基礎的な要素がしっかり整っていないといけません。

つまり低い声って、意外と“歌の基礎力”が丸見えになる領域なんです。

逆に言えば、低音が整うと、ミドルや高音にもそのまま良い影響が連鎖的に現れます。

「あれ?最近高音が楽になった!」という人の多くは、実は低音を丁寧に整えた結果だったりします。

レッスンでもよくお話しするのですが、みなさん「高い声」にばかり目がいってしまいがちです。

でも一度立ち止まって、自分の低い声の魅力に気付いてみてください。

あなたが思っている以上に、その声は価値があります。

声の個性は人の数だけあり、誰もが誰かの耳にとって“ちょうどいい音色”を持っています。

高い声を追いかけることももちろん素敵ですが、ぜひ自分の低音の魅力にも目を向けてみてほしいのです。

終わりに

雪が降り始めるこの季節、景色が白くなるほど、逆に“影”がくっきりと際立つ瞬間がありますよね。

そんなおしゃれな想像をしながら、歌声も同じで、明るい高音だけでなく、深くて落ち着いた低音があるからこそ全体が美しく見える。

そんな季節のような声の楽しみ方を、これからも一緒に見つけていけたら嬉しいです。

あーいい声出せるようになりたい。

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