こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
カラオケで歌っていると、
「音程は合っているのに、なんだか上手く聞こえない…」
「リズム感がないと言われたことがある…」
「ノリよく歌いたいのに、どこかぎこちなくなってしまう…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、歌の上手さは音程だけではありません。
リズム感が身に付くことで、歌は一気に自然で心地よく聞こえるようになります。
今回は、リズム感とは何か、リズム感が悪くなる原因、リズム感を良くするコツまで、ボイストレーナーが詳しく解説します!
それでは参りましょう!
リズム感とは?
リズム感とは、音楽の拍(ビート)を正確に感じ、その流れに合わせて歌える能力のことです。
音楽にはリズムがあり、どんな乗り方で演奏されているかが曲の聴き心地を大きく変化させていきます。
歌では、リズムに合わせて歌うことが非常に重要になります。
リズムが合っていないと、せっかく音程が合っていてもどことなく不安定に聞こえてしまいます。
また、カラオケで自分の歌を録音して聞いた時、なんとなくのっぺりして聞こえてしまうのはリズム感のある歌い方が出来ていないためです。
歌でリズム感が悪くなる原因

では、なぜ歌う時にリズム感が悪くなってしまうのか。
その原因を探っていきます。
ビートを感じられていない
歌のメロディーは、その音楽のリズムによって長さが決められています。
4拍子の曲だったら、「1,2,3,4」の周期で作られているのです。
この「1,2,3,4」の周期を「1小節」と言います。
もしこの4つのビートを感じられていない時、フレーズを伸ばしすぎてしまったり短くしすぎてしまうと、いつの間にかカラオケとずれてしまうといった現象が起こるのです。
最近のJ-POPSはさらにリズムが複雑化し、4拍子の曲が突然3拍子(「1,2,3」の周期)に変化したりと初見ではついていくことが難しい楽曲も増えています。
Mrs. GREEN APPLE/ライラック
Cメロの「影が痛い・・・」の部分から、拍子が「3・3・7拍子」になっているのです。
「3・3・7拍子」と言えば、応援団のリズム。
悩む中で戦う人に対しての、応援歌にもなっているのです。
裏拍を感じることが出来ていない
裏拍とは、「1、2」と拍がある時の「1.5拍目」の事を指します。
中々イメージし辛いですよね。
そこで、表拍と裏拍の違いをまとめた音源を紹介します。
表拍と裏拍の違い
感覚としては「タン、タン・・・」と拍を取るのではなく、「ンタッ、ンタッ・・・」と取っていくのです。
ここで分かるのは、細かい拍の中に「強い拍」と「弱い拍」があるという事。
この強弱が反対になると、曲の雰囲気は一変するのです。
表拍は合唱曲や演歌に取り入れられ、
COSMOS
石川さゆり/夜桜お七
裏拍はロックやJ-POPSに多く取り入れられています。
J-POPSを歌う際、この裏拍を捉えられていることが重要になります。
久保田利伸/LA・LA・LA・ LOVE SONG
Vaundy/踊り子
緊張してしまう
せっかくリズムが分かっていたとしても、上手くビートに乗ることが出来ないことがあります。
それが、人前で歌う時に緊張してしまい普段通り歌えないことです。
本番や人前では焦ってテンポが速くなる方が多くいます。
これを「リズムが走る」と言います。
逆に慎重になりすぎると遅れてしまうこともあります。
まずは歌う前に深呼吸をするなど、自身のパフォーマンスを発揮できる方法を見つけていきましょう。
リズム感が大切な理由
筆者は音楽をクラシックや合唱にて勉強してきました。
ロックやポップスをお仕事で歌う時、どの曲もオペラのように歌ってしまうのが悩みでした。
その秘密は、まさにリズム感に合ったのです。
どの曲もオペラのリズムの取り方で歌っていたため、全体的にのっぺりとしてしまいビートに乗れていなかったのです。
ポップス歌唱のレッスンを受ける中で、音楽のジャンルによってリズムの取り方に違いがあることを少しずつ学んでいきました。
すると段々オペラらしさが消え、その楽曲に合った歌い方ができるようになっていきました。
自身の歌唱方法に不安を感じる方は、ぜひレッスンを受けてみてください!

リズム感を良くするコツ
メトロノームを使う
リズム練習で最も効果的なのがメトロノームです。
今はスマホアプリなどで、メトロノームを用意することが出来ます。
BPMとは、曲のテンポ(速さ)を指します。
BPM60とは、1分間の中で60回ビートが進んでいくという事。
最初は60〜80BPM程度(比較的ゆっくりなテンポ)で、手拍子や足踏み、発声練習を行ってみましょう。
もし中々合わない方は、「1,2,3,4」と声に出して拍と小節を感じられるように練習することがオススメです。
リズムに合わせ声を出す癖をつけていくことが、歌の中で自然とリズムに乗っていくコツになります。
慣れてきたら、練習したい楽曲のBPMをメトロノームで鳴らしながら、アカペラの状態で歌えるよう練習していきます。
実際に曲を聴いたりカラオケで歌う時に、自然と頭の中で拍を数えるようになると思います。
拍を感じず歌う時と、頭でカウントを取りながら歌う時の違いを録音して聞いてみると、その重要性をさらに確かめる事が出来ます!
ドラムを意識して聴く
リズムを取ることが苦手な方の多くは、音楽を聴く際にメロディーだけを聞いてしまいます。
実はリズム感のある方は、歌う際にカウントだけではなく「楽器の音」も聞いているのです。
特に聴いているのが、「ドラム」の音です。
ドラムは、音楽の中でもリズムの下地を作ってくれる。
音楽を聴いた時になんとなく乗ってしまうのは、このドラムの音があるからなんですね。
まずは良く耳を澄まし、練習したい楽曲がどのようにドラムがなっているか聴いてみましょう。
YouTubeに上がっている「叩いてみた動画」に合わせて歌うこともオススメです。
叩いてみた動画
アクセントを強調して歌う
「リズム感が必要なのはわかったけど、どのように歌に乗せればいいか分からない・・・」
実は歌も楽器と一緒で、強弱をつけて歌うことが必要です。
音程だけ合わせる意識で歌ってしまうと、のっぺりとした変化のない歌唱になってしまい上手く歌うことが出来ません。
まずは、メロディーのアクセントを捉え、あえて強調する文字と強調しない文字を分けて歌っていきましょう。
例えば、スピッツのチェリー
スピッツ/チェリー
サビ冒頭の「あ~いして~る~」の部分。
草野さんの歌唱を良く聴いてみると、
「【あ】~いし【て】~【る】~」
※【】の部分がアクセント
といったように文字ごとに強弱が変化している事が分かります。
実際に自身が歌う際にも、上記の部分を楽器の音に合わせ歌うと、自然とリズム感のある歌い方を生み出すことが出来ます!
まずは、原曲の歌唱の真似から。
アーテイストそれぞれにリズムの乗り方があるので、体感してみることから始めてみましょう!
子音を強調する
アクセントが掴めてきたら
より効果的なリズムの作り方に挑戦してみましょう。
それが「子音を強調する」というものです。
子音とは、文字の中で発語の「音」を作る部分。
ややこしいですね。
端的に言えば、「か」の言葉を「ka」で分けた時の「k」の部分。
「a」は母音と言います。
この「k」を強調して歌うと、口の中で摩擦する息の音が入り、「か~」とのっぺりした発語から「kあ~」といった揺れのある歌いまわしになります。
より強く強調されると、ロックらしい歌いまわしになります。
L’Arc〜en〜Ciel/瞳の住人
「k」、「s」、「ts」、といった口の中で舌や歯を摩擦させることで発語する子音は、摩擦させる時間を長くすることでアクセントをつけることが出来ます。
「t」、「d」、「n」、といった舌先を利用して発語する子音は、舌を付ける時間を長くすることで「nな~」と弾みをつけて歌うことが出来ます。
「h」は喉奥に息を当てて発語するので、息を当てる時間を長くして強調してみましょう。
一語ずつ、自分ならどんなアクセントをつける事ができるか試しながら、歌唱表現を研究してみましょう。
リズム感を生かした歌唱を学びたい方は「ボーカルコース」へ!よくある質問

リズム感は生まれつきですか?
A. 生まれつきの要素もありますが、多くは練習で大きく向上します。
メトロノームや手拍子などを継続することで、誰でもリズム感を鍛えられます。
まずは、音楽を聴く時にリズムを取る癖をつけてみましょう。
音程は合っているのに下手に聞こえるのはなぜですか?
A. リズムが不安定だと、音程が正しくてもまとまりがなく聞こえてしまいます。
音程だけでなく、拍にしっかり乗ることを意識して練習しましょう。
リズム感を鍛えるには毎日どれくらい練習すれば良いですか?
A. 1日10〜15分程度でも十分効果があります!
短時間でも毎日継続することが、リズム感向上への近道です。
1フレーズだけでもOK!
しっかり変化させる事が、習慣を変える第一歩です。
リズム感のある歌い方で、歌うまへもう一歩!

「音程が合っているけれど、なんだか上手く聞こえない・・・」
この悩みの多くは、リズム感を鍛える事で改善することが出来ます。
しかし、自身の歌い方をどう変えればいいのか、中々気づけないこともしばしば。
まず自身の歌と、アーテイストの歌を聞き比べどこがどう違うのか研究してみましょう!
そして、積極的に音楽の聴き方を、言葉の使い方を変化させていく。
1つ1つ定着させていくことで、新しい自分らしい歌い方を見つけていきましょう!
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