こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
歌が上手くなりたい!
歌の練習が楽しい!
という方。
「歌ってカラオケに行かないと練習できないしなぁ」
「時間やお金の都合で、ボイトレに多く通えないなぁ」
「声を大きく出したら、近所迷惑になってしまう…」
と、せっかく歌うモチベーションが高まってきたのに歌えず、がっかりしたことはありませんか?
上手く歌うには、もちろんコツやテクニックがありますが、早く上達するには日々の練習がかかせません。
確かに、歌の練習は「独学」でも勉強することができます!
しかし、独学で歌の練習をすることには、メリットもデメリットもあります。
ということで今回は!
「独学」でのボイストレーニングについて、メリットやデメリット、トレーニング方法などを徹底解説致します!
ボイトレに通っている方にも、よりレッスンを充実なものにするための日々の練習として、お伝えいたします!
では、参りましょう!!

独学でボイトレをするメリット3選
まず、独学で歌を練習するメリットについて見ていきましょう。
1.歌の練習が習慣となり、上達が早くなる
歌は、「筋トレ」の感覚にかなり近いです。
突然上手くなる!!
というよりは、地道な練習を重ね、テクニックを覚えて、繰り返していく。
身体や感覚が歌うことを覚えた時、「お、これかな?」という実感がわいてくる。
この感覚をより高めていくため、また地道な練習を繰り返していく。
この流れで、確かな実力を手にすることができます。
独学の練習では、コンパクトな練習がよく挙げられると思います。
一度に大きく時間をかけ練習するよりも、1日5分から10分でも、毎日行うほうが効果的です。
もちろん、風邪を引いてしまったり忙しいときは無理なくですが…!
日々の積み重ねが習慣となり、上達が早くなります。
2.時間にとらわれず、自由に練習できる
どうしても忙しい方だと、ボイストレーニングのために時間を割けなかったりします。
独学の練習では、ご自身のスケジュールに合わせながら、好きなタイミングで好きな時間ボイストレーニングを行うことができます!
先述でもあった通り、歌の上達には積み重ねが欠かせません。
ただ、時間が理由で歌う機会が少なくなってしまうのは、もったいないです。
短い時間でも、必ず効果があります。
休日にカラオケに行くなど、しっかり歌う時間は設けながら、ご自身のペースで進めましょう!
3.やりたい練習に専念できる
独学の練習では、ご自身で練習を選ぶことができます!
高音の練習がしたかったら、その練習に没頭できる。
音程を合わせる練習がしたかったら、聴く時間とと合わせる時間を自分の尺度で行うことができる。
というように、その部分に特化した形で練習することができます!!
バランスよく練習することも大切ですが、ご自身のやりたい形でできる事は、目標へ一早く向かうことができます!
独学の歌の練習のメリットは、自由度の高さ
独学の何よりのメリットは、自由度高く自身に合わせて練習できることです!
好きな歌を、自由に練習できることはストレス解消にも繋がります。
ボイストレーニングの種類やテクニックなど、調べる時間は増えますが、勉強することも自身にとって、より良いインプットに繋がります!
もっと歌が上手くなりたい方はこちら!
独学でボイトレをするデメリット3選
ここからは、独学で歌の練習をするデメリットをご紹介します。
1.正しいテクニック、自分に合ったトレーニングを自分で探す必要がある
ボイストレーニングのレッスンに通うメリットとしては、第三者から自身に合ったトレーニングを受けられるということ。
独学では、これを自身のリサーチで探す必要があります。
インターネットやYouTubeの動画を活用したり、書籍を探してみたりと、資料を集め、ボイストレーニングを行うための知識を付けていく必要があります。
勿論、勉強することはボイストレーニングにおいてとても良いインプットになりますが・・・!
正しい情報かどうかを取捨選択しなければなりません。
ボイストレーニングのレッスンに通うメリットとしては、その取捨選択を、講師の経験や知識に委ねることができるという事です。
自分にあったトレーニングかどうかを見極める目が、自身の歌を良くするために必要です。
2.自分が今どうなっているか、現状確認が難しい
どうしても独学でボイストレーニングを行っていると起こるのが、俯瞰して自分の歌声を聴くことが難しくなってしまうことです。
「こうなっている!」と思っても、実際はすごくストレスがかかってしまっていたり、聴きづらい音になっていたりと、イメージと齟齬が生まれてしまうかもしれません。
ここでは、録音をして聴くということが重要になっていきます。
しかしその中でも、「自分で聴いていると分からなくなる!」という方もいらっしゃると思います。
ボイストレーニングのレッスンでは、プロに第三者の目線から聴いてもらえるので、自分が今どうなっているか、確認することができます!
自身の主観と、講師の客観を照らし合わせて、現状をしっかり理解していくことが大切です。
3.フィードバックに時間がかかる
独学で歌を練習する際、録音をすると思いますが・・・。
歌って、録音を聴いて、歌って、録音を聴いて・・・。
と繰り返していくと、どうしても時間がかかってしまいます。
何事も、一人でやると相応の時間を要します。
第三者と一緒にフィードバックを行うことで、歌える時間が増え、より歌唱力の向上に繋がります!
一つ一つのテクニックができているか、音程・リズムはあっているかなど、細かい部分に着目すればする程時間はかかってしまうので、ボイストレーニングのレッスンなどを活用して、時間の短縮を目指しましょう!

独学でボイトレをするメリット・デメリットまとめ
結論としては。
独学とボイストレーニングのレッスン、両方を活用して歌を練習できることが、上達への近道です!
独学だけでは時間がかかってしまったり、何をすればいいか分からなくなってしまったり・・・。
ボイストレーニングのレッスンだけでは習慣にならず、筋肉が育たない場合がある・・・。
レッスンで学んだことを個人的にも実践してより確かな実感にし、また独学で気付いたことをレッスンで擦り合わせていく。
これが、より良い歌の練習の取り組み方になります!
能動的にも受動的にも、バランス良く取り組むことができると、効果的です!

独学でボイトレ、おすすめのトレーニング!
ここでは、独学で歌を練習する際のトレーニングについて解説します!
まずは1日5分から!1項目ずつでも、行うことで効果があります!
まずは気軽に!試してみましょう!
腹式呼吸の練習
➀ 姿勢を正し、足は肩幅くらいまで広げ、まっすぐ正面を見つめます。
➁ 手を脇腹にあて、親指は背中に固定します。
※前ならえの先頭の姿勢です。親指は指圧師さんのイメージで腰を軽く押します。
➂ 口から、あくびをしながらゆっくり吸います(4秒)。
この時、手を押し返すように、お腹を膨らませていきます。(浮き輪のイメージで)
➃ 口を少しすぼめ、スーッと音を出しながら、細く長く吐いていきます。(8秒)
息を多く吐くより、圧をかけていくイメージで、長く吐いて下さい。
➄ これを適宜、繰り返していきます。
横隔膜(腹部にある、肺を動かすための器官)は、お腹の前側だけでなく、360度のイメージで腹部にあります。
一部分だけでなく、全体を稼働させてあげるとよりよいトレーニングになります!
基本的な発声練習 ~鼻腔共鳴~
ハミング練習
口角を少し上げ「んー」と口を閉じて声を出すと、自然と鼻腔に振動が伝わります。
このとき、鼻の付け根や額のあたりに響きを感じられるかを確認します。
この時鼻から息が多く漏れ、声が掠れているとうまく鼻腔共鳴できていません。
しっかり、かつ楽に響く感覚を探してみましょう。
ハミングから母音へ
「んー」とハミングで響きを感じたら、そのまま口を開いて「あ」「い」「う」などの母音に移行します。
鼻腔の振動が残ったまま母音に変わるのが理想です。
音程はそのまま、また響きが落ちないように注意しましょう。
高音域での鼻腔共鳴
ミドルから高音(E4~B4など)にかけては、意識的に「額に響かせる」イメージを持つとスムーズに出やすくなります。
低音でまず「ん―」とハミングで発声し、「あー」に切り替えます。
高い位置の響きを保ったまま高いキーに繋げて出してみましょう。
※上に引っ張り上げていくイメージで声を出します。
普段より声を張らずに高いキーが出ると思います。
基本的な発声練習 ~声帯の筋トレ~
エッジボイス
ごく少ない息で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と声帯を鳴らす練習。
自分の中で、一番低い音を出すイメージです。
閉鎖筋を目覚めさせ、必要最小限の閉鎖感を体感できます。
➀リラックスしながら、「あー」と声を出す。
➁ゆっくり音程を低くしていき、自分が出せる最低音まで持っていく。
➂息漏れのない、ガラガラした声に近づけていく。
➃息が切れるまで、ムラなく一定に声を出し続ける。
胸に手を当て、「共振」(胸などの体に響くこと)ができているか確認しながら行うと効果的です。
力みがあると、エッジボイスはうまくいきません。
声帯がしっかり閉じられ、振動しているか確認しながら行いましょう。
い母音での発声
「い」の母音で、音階(スケール)で練習していきます。
「い」に母音は声門閉鎖を促しやすく、響きを実感しながら練習することができます。
➀「ド」の音から始め、同じ音で3回「い、い、い・・・」と発声していきます。
➁「ドレミファソラシド」と、1音ずつ上げて行きます。
➂慣れてきたら、5トーン(ドレミファソファミレド)で発声していきます。
この時、音が途切れないように繋げて発声していきましょう。
➃キーを上げていきます。苦しくなったら、無理のない高さで元の音に降りていきましょう。
音が濁ったり、苦しくなったりする場合は、声門閉鎖しすぎている状態なので、脱力を心掛け、一番響く感覚を身に付けていきます。
もし閉鎖が苦手な方は、鼻の下(人中)に声を当てるイメージ声で行ってみてください!!
声門閉鎖を実感しやすくなります!
以上になります!
トレーニング方法はまだまだあり、自分に必要な物を選んでいく必要があります!
ぜひいろいろなトレーニングを行ってみて、自身に合った物を見つけてみましょう!
もっと歌が上手くなりたい方はこちら!
独学でボイトレをする時によくある質問
Q.独学でも、歌は上手くなれるの?
A.なれる場合と、なれない場合があります。
コツさえ掴めるなら、また良いフィードバックができるなら、独学でも上達することはできます。
ただ、これが1番難しいところ。
一朝一夕ではなかなか上手くいきません。
ボイストレーニングのレッスンを活用する理由は、ここが1番かもしれません。
有識者に意見を仰ぐことで、より良い練習に繋げることができます!
Q.声が出せない環境、歌の練習ができない・・・!
A.ハミングや腹式呼吸など、静かにできる練習でも、毎日積み重ねることで効果があります!
どうしても、住んでいるのがアパートやマンションだと、大きな声を出したり歌ったりすることが難しく、毎日歌う事が出来ない方もいらっしゃることと思います。
そこで、ハミングや腹式呼吸など、声を出さないシンプルな練習を活用することで、声が出せない環境でも歌唱力を鍛えることができます!
歌唱に直接繋げたいときは、ハミングだけで歌い、音程を丁寧に合わせる練習が効果的です。
まず、今やれる事から!
トライしてみましょう!
Q.どうやって、トレーニング方法について調べればいい?
A.インターネットや本、YouTubeの動画を活用しましょう!
最初は、YouTubeの動画を活用し、一緒にトレーニングを行うのがおすすめです!
より知識が欲しくなったら、本やサイトにある解説により触れてみましょう!
物によっては、医学的な部分からアプローチしていたりと、かなり詳しく書いてあるものもあります。
まずは動画から!
実践してみることから始めてみましょう!

独学とボイトレのレッスンで、歌の上達へ!
独学とボイストレーニングのレッスンは、歌の上達にとってどちらも欠かせない要素です。
それぞれの時間にしっかり集中力を注ぐことで、歌はみるみる変化していきます。
第三者の目線と、主観と。
バランスよく保ち、自身の歌を確かめながら進んでいく。
ぜひ、両方活用し、楽しく歌えるよう、頑張っていきましょう!
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