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大宮(埼玉)のボイストレーニング NOPPO MUSIC SCHOOL

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【演歌とは?】有名曲や上手く歌うコツ、おすすめの練習方法を解説

こんにちは!

NOPPO MUSIC SCHOOLです!

カラオケでも長く親しまれている、日本を代表する音楽ジャンルのひとつ「演歌」

演歌を聴くと、

「どうしてあんなに声を揺らせるんだろう?」

「こぶしってどうやって出しているの?」

「普通の歌い方とは何が違うの?」

と疑問に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

演歌は、ただ力強く声を出したり、たくさんこぶしを入れたりすれば上手く聞こえるわけではありません。

安定した発声を土台として、こぶしやビブラート、独特の節回し、歌詞に合わせた感情表現などを組み合わせることで、演歌らしい歌唱が作られていきます。

今回は、そもそも演歌とはどのような音楽なのかという基本から、演歌の特徴、有名な歌手、演歌を歌う具体的なコツ、そして実際の練習方法まで詳しく解説します!

では、参りましょう!

演歌とは?

演歌とは、日本の大衆音楽・流行歌の中で発展してきた音楽ジャンルのひとつです。

現在では、哀愁のあるメロディーや情緒的な歌詞、そして「こぶし」に代表される独特の歌唱法などが大きな特徴として知られています。

「演歌」という言葉のルーツをたどると、明治時代の自由民権運動における「演説歌」に行き着きます。

当時、政治的な主張を人々へ伝えるために、演説の代わりとしてメロディーに言葉を乗せて歌ったものが「演説歌」と呼ばれ、そこから「演歌」という言葉が生まれたとされています。

ただし、当時の演歌と現在の演歌は、音楽的には同じものではありません。

時代が進むにつれて政治的な意味合いは薄れ、恋愛、人情、故郷への思いなどを歌うようになり、さらに民謡や浪曲など日本の伝統的な歌唱表現の影響を受けながら、現在知られている演歌へと発展していきました。

つまり、現在の演歌は単に「昔の日本の歌」というものではありません。

日本の歌謡文化の中でさまざまな音楽や歌唱表現を取り込みながら作られてきた、一つの音楽ジャンルなのです。

演歌の特徴

では、J-POPなどと比べたとき、演歌にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは特に「メロディー」「歌詞」「歌唱表現」の3つに分けて見ていきましょう。

ヨナ抜き音階などを使った日本的なメロディー

演歌には、日本的な響きを感じさせるメロディーが多く登場します。

その代表として知られているのが「ヨナ抜き音階」です。

一般的な7音の音階から特定の音を抜いた五音音階(ペンタトニックスケール)の一種で、日本の民謡などにも通じる響きを持っています。

もちろん、すべての演歌が同じ音階で作られているわけではありません。

しかし、こうした日本的な音階や節回しが使われることで、演歌独特の哀愁や懐かしさを感じるメロディーが作られています。

人生や恋愛、故郷などを描く歌詞

演歌では、歌詞も非常に重要です。

人の感情や人生に深く関係するテーマで描かれることが多くあります。

演歌では単にメロディーをきれいに歌うだけではなく、「主人公が何を感じているのか」を声で伝えることが求められます。

そのため、同じメロディーでも、言葉の強弱や間の取り方によって印象が大きく変わります。

「こぶし」を使った独特の節回し

演歌を聴いていて、最も分かりやすい特徴のひとつが「こぶし」です。

こぶしとは、ひとつの音をまっすぐ歌うのではなく、音程を瞬間的に上下させて装飾する歌唱表現です。

文化デジタルライブラリーでも、こぶしは「音の高さを瞬間的に上下に細かく動かす装飾音的な節回し」と説明されています。

たとえば、

「あーーー」

と一つの音をそのまま伸ばすのではなく、

「あ〜ぁあ〜」

というように、一瞬別の高さを通って元の音へ戻ります。

これによって、一つの音の中にも感情的な動きが生まれます。

ビブラートとの違い

こぶしと混同されやすいのが「ビブラート」です。

この2つは似ていますが、役割が異なります。

こぶしは、短い時間で音程を上下させる「節回し」

一方のビブラートは、伸ばしている音を一定の周期で揺らす表現です。

演歌では、

「フレーズの途中にこぶしを入れる」

「最後のロングトーンをビブラートで伸ばす」

といったように、両方を使い分けることがあります。

何でも声を揺らせば演歌になるわけではなく、曲の中で必要な場所を判断することが大切です。

ポップスとの違い:大胆かつ繊細な抑揚

演歌とpopsの違いとして大きいのは、抑揚のつけ方にあります。

popsはビートを意識し歌うことが多いので、比較的細かい抑揚がつけられることが多いです。

対し演歌は、フレーズ全体を大胆に変化させる、言葉に則った抑揚が求められます。

細かく刻むより、大きな波を作るような音の変化が、演歌らしさを生んでいるのです。

また、言葉にこだわった1文字1文字ごとに変化する繊細な抑揚も演歌らしさと言えます。

息をスッと入れ悲しみを表現したりと、まるで台詞のような歌い方は、いわゆる「節」として捉えられ、歌唱の伝え方に大きな影響を与えます。

ポップスとの違いを明白にすると、演歌を歌う際にもより曲に寄り添った表現に気付くことができます。

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有名な演歌歌手・ 楽曲

演歌の歌い方を学ぶなら、実際の歌手を聴いてみることも非常に効果的です。

ここでは男性2人、女性2人をご紹介します。

男性歌手① 北島三郎

男性演歌を代表する歌手の一人が、北島三郎さんです。

「まつり」「与作」など、力強い楽曲で知られています。

特に注目したいのが、言葉の力強さです。

ただ大きな声を出すのではなく、一つひとつの日本語をはっきりと聞かせながら、節回しによって感情を表現しています。

男性らしい力強い演歌を練習したい方は、言葉のアクセントやフレーズの作り方を聴いてみるとよいでしょう。

北島三郎/まつり

男性歌手② 細川たかし

「北酒場」「矢切の渡し」などで知られる細川たかしさん。

細川さんの歌唱を聴く際には、特に声の響きとこぶしに注目してみましょう。

演歌らしい節回しをしっかり使いながらも、声そのものに非常に強い響きがあります。

演歌というと「喉に力を入れて歌う」というイメージを持つかもしれませんが、実際には声をしっかり響かせることが重要です。

声は「呼吸」「声帯の振動」「共鳴」が組み合わさることで作られます。

細川さんのような力強い歌唱を目指す場合も、喉だけで無理に声量を作らないことがポイントです。

細川たかし/北酒場

女性歌手① 美空ひばり

日本の歌謡史を語るうえで欠かせない歌手の一人が、美空ひばりさんです。

「川の流れのように」「愛燦燦」など、現在でも歌い継がれている楽曲が数多くあります。

美空ひばりさんの歌唱を練習材料として聴く場合は、単純な声量よりも「一つのフレーズの中でどのように表情を変えているか」に注目してみましょう。

強く歌うところ、柔らかく歌うところ、言葉を語るように聞かせるところ。

一曲の中でも声の表情が変化していることが分かります。

女性歌手② 石川さゆり

「津軽海峡・冬景色」「天城越え」などで知られる石川さゆりさん。

演歌らしい歌唱表現を勉強するうえで非常に分かりやすい歌手です。

特に「天城越え」では、こぶしを含む節回しの例を確認することができます。

演歌を歌うコツ

演歌を上手く歌うには、独特の歌唱表現を取り入れるだけでなく、安定した発声と歌詞を伝える意識が大切です。

①まずは正しい音程とリズムを身につける

演歌らしく歌おうとして、最初からこぶしやビブラートを入れるのはおすすめできません。

まずは原曲を何度も聴き、メロディーの音程、リズム、歌詞の入り方を確認しましょう。

カラオケでは、伴奏に合わせて次の点を意識します。

・歌い出しのタイミングが遅れていないか ・音を伸ばす長さが短くなっていないか ・音程が上がる部分、下がる部分を正確に歌えているか ・語尾を早く切りすぎていないか

こぶしを外した状態で、メロディーをまっすぐ歌えることが演歌の土台になります。

②歌詞の意味を理解して、情景を思い浮かべる

演歌では、歌詞の内容を理解しているかどうかが歌唱に大きく表れます。

歌う前に歌詞を読み、

「誰が、誰に向かって歌っているのか」

「どの場面で、どのような感情になっているのか」

「悲しみ、未練、怒り、寂しさ、希望のどれが強いのか」

を考えてみましょう。

たとえば、別れを歌う曲でも、ただ悲しいだけとは限りません。

相手への未練を感じているのか、強がっているのか、過去を受け入れようとしているのかによって、声の強さや語尾の処理が変わります。

歌詞の情景を具体的に思い浮かべると、声に自然な表情が生まれます。

③言葉の頭をはっきり発音する

演歌は、歌詞の一語一語を聞き手に届けることが重要です。

特にフレーズの最初にある言葉や、曲の中で重要な単語は、子音を意識してはっきり発音しましょう。

ただし、すべての言葉を強く発音すると、歌全体が硬くなってしまいます。

重要な言葉は少し前に出し、それ以外の言葉は自然につなげることで、メリハリが生まれます。

④こぶしは音の中心を確認してから入れる

こぶしを入れるときは、まず基準となる音を正確に取ることが大切です。

「基準音→少し高い音→基準音」

のように、どの音へ動くのかを確認してから練習しましょう。

こぶしを入れる場所は、原曲のすべての音ではありません。

歌手が特に感情を込めている語尾や、伸ばしている音の一部など、効果的な場所に絞ると自然に聞こえます。

⑤ビブラートは語尾で安定して使う

ビブラートは、音を伸ばす最後の部分に入れると演歌らしい余韻を作りやすくなります。

最初から声を大きく揺らすのではなく、まずは音をまっすぐ伸ばし、最後の1〜2秒だけ軽く揺らす練習をしてみましょう。

音程の揺れが大きすぎたり、速すぎたりすると、不安定な声に聞こえることがあります。

息を一定に保ち、喉を締め付けず、自然な揺れを意識してください。

⑥強弱と「間」で感情を表現する

演歌では、常に大きな声で歌うよりも、声量の差を作る方が表現力につながります。

たとえば、

・歌い出しは少し抑える ・重要な言葉で声を前に出す ・フレーズの終わりを弱くして余韻を残す ・次の言葉の前に短い間を作る

といった工夫ができます。

特に、歌詞の区切りで一瞬息を吸ったり、伴奏を聴く時間を作ったりすると、言葉がより印象的に伝わります。

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演歌の練習方法

ここからは、実際に演歌を歌うための練習をしていきましょう。

重要なのは、最初からこぶしやビブラートばかり練習しないことです。

演歌も歌である以上、まずは安定した発声と音程が土台になります。

「まっすぐ歌う」ことを徹底する

意外かもしれませんが、演歌を練習するときこそ、最初はこぶしを入れずに歌ってみましょう。

好きな演歌曲を一曲選び、まずはメロディーをそのまま歌います。

この段階では、

・正しい音程で歌えているか ・リズムがずれていないか ・歌詞を正確に発音できているか ・無理に声を張っていないか

を確認します。

こぶしを入れながら練習すると、元の音程がどこなのか分からなくなってしまうことがあります。

まず「基準となるメロディー」を安定させ、その上に演歌特有の表現を加えていきましょう。

②こぶしを3音に分解する

こぶしが苦手な方は、感覚だけで真似しようとしないことがポイントです。

まず、

「アー」

と一つの音を出します。

次に、

「基準音→少し高い音→基準音」

という3音をゆっくり歌ってみましょう。

たとえば、

「ド→レ→ド」

と歌います。

最初は一音ずつはっきり分かれていて構いません。

正確に動かせるようになったら、

「ドーレードー」

「ドレド」

と少しずつ速くしていきます。

最終的に3つの音が一つの装飾のようにつながれば、こぶしに近い感覚になります。

いきなり演歌歌手と同じ速さで真似するのではなく、「どの音からどの音へ動いているのか」を耳と声の両方で理解することが大切です。

③ロングトーンからビブラートを練習する

続いて、ビブラートです。

まず楽な高さで、

「あーーーー」

と5秒程度まっすぐ伸ばしてみましょう。

音量や音程が大きく変わらず、安定して伸ばせることが第一目標です。

これができたら、音程をわずかに上下させます。

最初は、

「あー↑あー↓あー↑あー↓」

と、ゆっくりで構いません。

慣れてきたら少しずつ間隔を狭めます。

大切なのは、喉を力任せに動かして揺らそうとしないこと。

安定した息と発声を作ったうえで、自然な揺れをコントロールできるようにしていきましょう。

④歌詞を「読む」練習をする

演歌では、歌詞の内容を伝える力も重要です。

そこで、曲を歌う前に歌詞だけを朗読してみましょう。

たとえば失恋の曲なら、

「誰に対して話しているのか?」

「主人公は悲しいのか、怒っているのか?」

「過去を思い出しているのか?」

などを考えます。

そのうえで、特に伝えたい単語にアクセントを付けて読んでみましょう。

朗読で作った言葉の強弱を、そのままメロディーへ移していきます。

これだけでも、すべて同じ強さで歌っていた状態から、演歌らしい情緒のある歌唱へ近づいていきます。

⑤歌手を真似して録音する

最後は実際の歌手をお手本にします。

好きな演歌歌手の曲から1フレーズだけ選び、

「原曲を聴く→真似する→録音する→原曲と比較する」

という流れを繰り返します。

録音を使った練習では、「上手い・下手」だけで判断するのではなく、何ができていて何ができていないのかを確認することが重要です。

よくある質問

演歌を歌うには、こぶしができないとダメですか?

A. 必ずしも、最初からこぶしができる必要はありません。

こぶしは演歌を特徴づける重要な表現ですが、音程やリズムが不安定な状態で無理に入れると、単に音程が外れているように聞こえてしまう場合があります。

まずはメロディーをまっすぐ歌えるようにして、その後に必要な場所へ少しずつこぶしを加えてみましょう。

演歌は大きな声で歌ったほうが上手く聞こえますか?

A. 声量だけを大きくする必要はありません。

力強く聞こえる演歌歌手でも、すべてのフレーズを最大音量で歌っているわけではありません。

声は声帯で作られた音を口腔・鼻腔・咽頭腔などで共鳴させることで、響きのある声になります。

喉で押して声量を作るのではなく、楽に響く声を作ったうえで強弱を付けることを目指しましょう。

J-POPしか歌ったことがなくても演歌は歌えますか?

A. もちろん歌えます!

むしろ、普段とは異なる歌い方を練習することで、表現の幅を広げるきっかけになります。

演歌では、こぶし、ビブラート、言葉の強弱、間、ロングトーンなど、一つひとつの表現を細かくコントロールすることが求められます。

最初から演歌らしく歌おうとせず、

「メロディーを覚える」

「歌詞を伝える」

「こぶしを加える」

「ビブラートや強弱を加える」

という順番で、一つずつ完成させていきましょう。

演歌を通して、歌の表現力を磨こう!

演歌は、日本の歌謡文化の中で長く発展してきた音楽ジャンルです。

独特のメロディー、人生や恋愛を描いた歌詞、そしてこぶしやビブラートなどの歌唱表現が組み合わさることで、演歌ならではの世界観が生まれています。

演歌を上手く歌うために大切なのは、ただ「演歌っぽい声」を作ることではありません。

まずは安定した音程と発声を身につけ、その上で 「感情表現」を少しずつ加えていきましょう。

特に初心者の方は、一曲を最初から最後まで何度も歌うより、短いフレーズを録音しながら細かく練習する方法がおすすめです。

演歌ならではの歌唱方法を身につけることで、J-POPや歌謡曲を歌う際にも活かせる表現の引き出しが増えていきます。

ぜひ好きな演歌を一曲見つけて、一つひとつの節回しを楽しみながら練習してみてください!

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