こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
「あの歌手みたいな声で歌いたい!」
「あの声優さんのような声で話してみたい!」
と思ったことはありませんか?
TVやYouTubeで「いい声」が聞こえてくると、ついつい手を止めて聴き入ってしまいますよね・・・!
では、歌手や声優といった「声のプロフェッショナル」の方は
どうやって「いい声」を出しているのでしょうか。
そして、自分自身の声は、どんな声なのか。
果たして憧れる「いい声」になれるのか。
そこで今回は!
「いい声」の出し方を、歌手、声優の方の声を分析しながら徹底解説致します!
自身の声がどんな声に近いのか、声について広くご紹介しますので、「声質診断」も兼ねて活用してください!
では、参りましょう!
いい声ってどんな声
いい声とは、「ついつい耳に残る、聴いていて心地いい声」
人にはそれぞれ特有の声があり似ている声はあれど、全く同じ声というものは存在しません。
そんな十人十色な声の中でも、耳触りが良く常に聴いていたくなる声を「いい声」と表現します。
歌手や俳優、声優、アナウンサー、芸人、ラジオパーソナリティーなど、表現を仕事にする方の中にはこの「いい声」を巧みに使い視聴者を楽しませている方も多くいます。
また普段仕事や生活する中でも、
「お、この人いい声だな」
と感じたこともあると思います。
「いい声」とはプロだけの物ではなく、一般の方にも持ち合わせる事ができる物なのです。
ですので、
「自分は声のプロじゃないから、いい声になることは出来ないんだ・・・。」
と考える必要はありません。
しっかりトレーニングを行うことで、相手にとって聞きやすい「いい声」を手に入れることが出来るのです。
では、いい声にはどんな種類があるのでしょうか。
ボイトレ未体験の方は「ボイトレ初心者コース」へ!【声質診断】いい声の種類
声は、先述にもある通り「十人十色」です。
「いい声」にも、沢山の種類があります。
あなたはどの声質に当てはまるでしょうか?
沢山の方を列挙するので、是非自身の声と照らし合わせながら聞いてみましょう。
いい声の種類 男性編~高く柔らかい声~
まるで変声期を迎えていないような高く柔らかい声は、美しく輝いた印象を与え優しく耳に残ります。
その声の淡さには、一種の儚さや尊さを感じてしまいます。
歌手だと、小田和正さんやスピッツの草野マサムネさんのような高く柔らかい声は、印象的なメロディーをさらに味わい深くさせる効果があることが聴いて取れます。
ロビンソン/スピッツ(Vo.草野マサムネ)
声優さんの中では、この高く柔らかい声を生かし、少年役だけではなく時に女性のような声を持つキャラクターも担うことがあります。
一見では男性だと分からない、すさまじいテクニックですね・・・!
村瀬歩さん
榊原優希さん
いい声の種類 男性編~力強く通る声~
声に張りがありどこまでも響くような唯一無二の声には、ついつい心を動かされてしまうような説得力があります。
B’zの稲葉浩志さんやMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんの力強い声に、辛い時何度も助けられてきた方も多いのではないでしょうか。
ウルトラソウル/B’z(Vo.稲葉浩志)
ケセラセラ/ Mrs. GREEN APPLE(Vo. 大森元貴)
アニメーションの世界でも、主人公や大切な役を担う声優さんには力強く通る声を持つ人が多くいます。
山寺宏一さんは、声優活動のみならずバラエティーでも活躍する人を笑顔に出来る声を持ち合わせています。
また、一人で何役も兼ねたりと、その七色の「声帯模写」の技術にも注目です。
山寺宏一さん
26種類の擬音を演じる山寺宏一さん
梶裕貴さんは、多作品の主人公を担っており、その声には人の心を突き動かす力があります。
感情表現の豊かさと、芯のある響きは、多くの視聴者を魅了しています。
梶裕貴さん
いい声の種類 男性編~低く渋い声~
男性特有の低く渋い声には、不思議な安心感があり、気分を落ち着かせてくれる効果があります。
玉置浩二さんは、「日本で一番歌が上手い歌手」とよくメディアに取り上げられ、その声にも圧倒的な存在感があります。
ファンファーレ/玉置浩二
俳優、歌手、ラジオパーソナリティーなど多種にわたって活躍する福山雅治の声には大きな説得力があり、多くの方が魅了されました。
低音でありながらも温かみのある響きは、安心感と包容力を感じさせます。
家族になろうよ/福山雅治
声優の中でも、今やレジェンド声優と称される方々で、その圧倒的存在感で作品を彩ってきた低音を持つ方がいます。
深く響く低音は、キャラクターに重厚感と説得力を与え、唯一無二の存在感を放っています。
大塚明夫さん
津田健次郎さん
またナレーターの窪田等さんの低く柔らかい声は、情熱大陸や任天堂など様々なナレーションに起用され、日本人なら誰もが聞きなじみがあります。
落ち着きのある語り口と包み込むような低音は、ナレーションならではの魅力を感じさせます。
窪田等さん
いい声の種類 女性編~柔らかく軽やかな声~
雑味を全く感じさせず透き通った声は神秘的な印象を与え、せわしない日常にゆとりを持たせてくれます。
歌手の手嶌葵さんの声には他にはない透明感があり、唯一無二の存在感を示しています。
明日への手紙/手嶌葵
松任谷由美さんの柔らかい声には「1/fゆらぎ」があると言われ、多くの人に「心地いい」と感じさせる力があります。
優しく包み込むような声質は、長年にわたり多くの人を魅了し続けています。
ひこうき雲/荒井由実(松任谷由美)
声優の早見沙織さんや花澤香菜の声には、ただ可愛らしいだけではない儚さを伴った印象を与えます。
歌唱でも高い評価を受けています。
早見沙織さん
ray/かぐや (cv. 夏吉ゆうこ) & 月見ヤチヨ (cv. 早見沙織) -超かぐや姫!Version / THE FIRST TAKE
花澤香菜さん
恋愛サーキュレーション/千石撫子(cv. 花澤香菜)
いい声の種類 女性編~力強い響く声~
>女性の力強く響く声も、圧倒的な存在感があります。
MISIAさんのハイトーンを軽々と響かせるその様には、ついつい見入ってしまいます。
柔らかい表現との緩急など、その歌唱技術の高さも見どころ。
Everything/MISIA
Lisaさんのロック上がりの力強さは、アニメ作品を、ライブ会場をさらに盛り上げます。
エネルギッシュなハイトーンと感情をぶつけるような歌唱は、多くのリスナーの心を掴んでいます。
紅蓮華/Lisa
国民的な少年役を多く担う松本梨香さん、朴璐美さんの声も、聴いてみましょう。
芯のある力強い発声は、キャラクターに命を吹き込み、多くの人の記憶に残っています。
松本梨香さん
朴璐美さん
いい声の種類 女性編~萌え声~
ヒロインと言えば、「萌え声」と称される可愛らしさ満載の特徴的な声。
海外にもその声は広がり、アニメ文化が世界的なブームになる一端を担いました。
釘宮理恵さんは多数アニメ作品のヒロインを担当し、「萌えキャラ」文化確立の金字塔として紹介されます。
釘宮理恵さん
いい声の種類 女性編~低く厚みのある声~
女性の低く厚みのある声にも説得力があり、聞く人に安心感を与える効果があります。
アニメや吹き替え作品など、「女性が憧れる女性」を多く演じた田中敦子さんの声は、視聴者を作品に引き込む不思議な魅力を持ち合わせています。
田中敦子さん
いい声の出し方
この章では、いい声の出し方を声質に分けて説明いたします!
ぜひ、出してみたい声、自身にとって出しやすい声の出し方を試してみましょう!
いい声の出し方~声帯の仕組み~

まずは、声帯の仕組みから理解していきましょう。
声帯とは、声を出すための器官。
2枚のひだのようになっており、これらの間を空気が通ることで振動を開始し、声として発することが出来ます。
声質は、この声帯の大きさ、引き延ばす力、閉じる力、息の使い方によって変化します。
音は、振動が速いほど高くなり、振動が遅いほど低くなります。
声帯が小さく短いほど振動は早くなるので、比較的高い声が発せられます。
また、声帯が大きく長いほど振動は遅くなり、低い声が出やすくなります。
地声の高さは、この「声帯の大きさ」に影響されることがほとんどです。
また、声帯は周りの筋肉によって引き延ばすことができ、薄く短くすることで音を高くすることが出来ます。
柔らかさ、力強さは声帯の閉じる力、息の使い方で変化します。
閉じる力が弱く息が多く混じると柔らかい声を出すことが出来、閉じる力が強いと響きのある力強い声を出すことが出来ます。
この声帯を閉じる動きを、「声帯閉鎖」と言います。
ある程度声帯の仕組みを理解しておくことは、出したい声に正しくアプローチできる良いきっかけになるでしょう!

いい声の出し方~柔らかく高い声~
柔らかく高い声に必須なのは、「声帯を薄く引き延ばす事」。
声帯が緩み分厚い状態のままだと低い声のままになり、高い声は実現しません。
そこで、「裏声」を使います。
裏声は、「声帯が引き伸ばされた状態で発せられた声」。
声帯を自然と薄く短い状態にすることが出来るので、楽に高い声を出すことが出来るのです。
また、声帯に隙間ができ、空気感を持たせ柔らかい声を実現することが出来ます。
ただ、裏声だけですと息の成分が多く人の声に上手く聞こえません。
いわゆる「ミッキーの声」の状態。
違和感が生じてしまいます。
そこで、声を鼻に集めるように響きを強くすることで、聞きやすい声を演出していきます。
軽く息を止める感覚で声を出すことも、息成分を減らす効果があります。
もし、「裏声が苦手・・・」という方は、口角を上げて話してみましょう。
間接的に声帯を引き上げる効果があるので、感覚を掴むきっかけになります!
違和感があると、せっかく声が変わってもあまり良い印象がありません。
試行錯誤し、ナチュラルに聞こえる出し方を研究していきましょう。
いい声の出し方~力強い響く声~
力強い響く声には、「腹圧」と「声帯閉鎖」が欠かせません。
声帯をしっかり振動させる息の強さと、その息を受け止める声帯を閉じる力のバランスが取れている時、力強い響く声は実現します。
まず、「腹式呼吸」から練習してみましょう。
腹式呼吸とは、横隔膜を利用し普段より肺を大きく稼働させる呼吸法。
息を吸う時、腹部の筋肉か拡張することが特徴です。
まず鼻から大きく息を吸い、無理な力が入らないようにお腹を膨らませてみましょう。
そのまま声を出すと息が漏れて上手く声が出ないので、声を出す瞬間に息を止めます。
この息を止めた瞬間が、声帯がしっかり閉じているのです。
この声帯閉鎖が離れないように(声が裏返らないように)息を加えながら、声を出してみましょう。
普段より厚みのある、力強い声が出るはずです!
最初は不安定になったりと手綱を握るのは難しいですが、セリフや歌唱に少しずつ取り入れ、発散する感覚を掴んでいきましょう!

いい声の出し方~渋みのある低く落ち着いた声~
低い声は、「声帯が分厚く緩んだ状態」で発せられます。
引き伸ばされたり息が強く当たってしまう状態では、上手く出すことは出来ません。
まずリラックスし、ため息のように声を出してみましょう。
そのままだと声量を出すのは難しいので、段々息の量を少なくし、声帯閉鎖を強くします。
いわゆる「エッジボイス」の感覚に近いです。
すると、低く安定した上でしっかり鳴る声が出せます!
息の塩梅で雰囲気が大きく変わるので、録音しながら聞きやすい声を目指してみてください。
低い声は声帯の大きさにも影響されやすいので、
普段から地声の高い方は、無理せず自身が出せる最低音からアプローチしていきましょう!
いい声の出し方~萌え声~
萌え声に必要なのが、「声帯閉鎖」と「鼻腔共鳴」。
真っすぐ突き抜けるように響く声が必要です。
また、キーも高い音が求められます。
あまり口を大きく開きすぎず、おでこに声を集めるように発声していきます。
この時息の成分が多く混じってしまう方は、鼻から息を吸って声を出し、息が漏れないようにしましょう。
芯のある声が出てきたら、段々キーを上げていきましょう。
少し口角を上げるのも効果的です。
最初は声を保つことが大変ですが、そのまま話せるようになるまで無理なく慣らしてください!
いい声の出し方~自身の声を知る~
いい声を出す上で大切なことは、「自身の声質を見極める事」です。
これまで様々な出し方を試してみて、出しやすい声、出しにくい声があったと思います。
出しやすい声が、あなたに近い声質です。
まず得意を伸ばし、相手にとって聞きやすく耳触りの良い声を目指しましょう。
自然と声の筋肉は育ち、これまで出したことのない声が出てくるはずです。
最初から出しにくい声を研究してしまうと、力みや癖に繋がってしまい逆効果です。
十人十色の声の中でも、あなただけの声も唯一無二の素敵な声なのです。
声について迷わないためにも、自身の立ち位置をしっかり見極めていきましょう。
よくある質問
生まれつき声が良くないと「いい声」にはなれませんか?
A. そんなことはありません!
確かに声帯の大きさや骨格によって、生まれ持った声質には個人差があります。
しかし、「聞きやすさ」「響き」「柔らかさ」「説得力」などは、発声方法や呼吸、共鳴の使い方で大きく変化します。
ボイストレーニングを続けることで、自分本来の魅力を活かした「いい声」を作ることは十分可能です!
歌手や声優の声を真似すると、本当に声は変わりますか?
A. 真似をすることは、とても良い練習になります!
実際にプロの歌手や声優の方も、幼少期に好きなアーティストの真似をして発声感覚を学んでいることが多くあります。
真似をすることで、
・息の使い方
・響かせる場所
・声帯の閉じ方
・話し方のテンポ
などを自然と研究することができます。
ただし、無理に完全再現しようとすると喉に負担がかかる場合もあるので、自分の声質に合った形で取り入れていきましょう。
いい声になるために毎日できることはありますか?
A. 毎日少しずつ声を出す習慣を作ることが大切です!
例えば、
・ハミング
・リップロール
・腹式呼吸
・録音して確認する
などは、初心者の方でも取り組みやすい練習です。
特に録音は、「自分の声が実際どう聞こえているか」を客観的に確認できるため、非常におすすめです。
少しずつでも継続することで、声は確実に変化していきます!

自分だけの「いい声」を見つけよう!
自身の声について知ることが出来ましたでしょうか?
声帯の使い方、呼吸、共鳴、息のコントロール。
こうした要素を理解し、自分に合った発声を身につけることで、声は大きく変化していきます。
また、「いい声」と一言で言っても、
・柔らかく優しい声
・力強く響く声
・低く落ち着いた声
・可愛らしい萌え声
など、人によって魅力は様々です。
その上で
「どんな声になりたいのか」
を知り、その声に近づくための練習を積み重ねること。
好きな歌手や声優さんの声を研究することも、自分の声を知る大きなヒントになります。
最初は上手くいかなくても大丈夫です!
録音して聴き返したり、少しずつ声の出し方を変えてみたりしながら、自分だけの「いい声」を育てていきましょう!
声は、練習によって確実に変化していきます。
ぜひ楽しみながら、自分らしい魅力的な声を見つけてみてください!
自分だけのいい声を見つけたい方は「発声基礎コース」へ!