こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
「歌が上手くなりたい!」
と思っても、中々上手くなれないのが歌を練習する上での悩みどころ。
もしかしたらこのコラムを読んでいる方の中には、
「上達しないから、もう諦めようかな・・・。」
と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
皆さん。
まだ諦めるには早いです!
実は、本当に歌が上手くなるために必要なのは「継続」なのです。
歌が上手くなるためには、歌うための筋肉を育てることが大切です。
練習を習慣化することで着実に筋肉は育ち、上達へと近づいていきます。
しかし、そんな中で起きるのは
「練習の時間が取れない!」
毎日の学校や仕事で、体力や時間を奪われてしまい、せっかくやろうと思っても練習に身が入らない事、大いにあると思います。
そこで今回は!
1日30分で歌が上手くなれるボイストレーニングを、現役ボイストレーナーが一挙ご紹介します!
30分でも毎日しっかりと行うことで、みるみる歌声は変わっていきます。
では、参りましょう!

本当に30分で歌は上手くなるのか
では、本当に30分で歌は上手くなれるのか。
結論。
なれます。
大切なのは、「適切なトレーニングを継続して行うこと」です。
ボイトレに通っているけど、中々上手くなれない。
そんな時、ボイストレーニングのレッスンだけで上手くなろうとしていませんか?
勿論、ボイストレーナーの方とトレーニングを行うことでスキルアップすることは出来ますが、
人の体は、実行しないと不要な物と判断し、どんどん忘れてしまいます。
次のレッスンに行ったとき、前出来ていたことが出来なくなってしまうのは、体が不要だと切り捨ててしまったからです。
勿論、体がコツを覚えていて再現できることもおおいにあると思いますが、
ボイストレーニングのレッスンを受けるうえで大切なのは
「掴んだコツを忘れないこと」です
そのためにも、毎日短い時間でも練習することは、コツを体に再認識させる大切な行為なのです。
また、過度なトレーニングもあまりお勧めできません。
一度の時間に声がかれるまで練習したとしても、無理に声を出そうとして力みや間違った方法といった「クセ」を生み出してしまいます。
一度ついてしまった「クセ」は、中々取れません。
常に自身が適切な方法を行えているかどうか冷静に向き合うためにも、短い時間での練習は効果的なのです。
たかが30分、されど30分。
毎日継続できる力は、歌の上達のために最も必須なものと言えるかもしれません。
まずは今日から、始めてみましょう!

30分で歌が上手くなるボイストレーニング!
初心者の方でも取り組みやすい「30分でできるボイトレメニュー」をご紹介します!
「何を練習すればいいかわからない…」
「毎日長時間はできない…」
そんな方でも継続しやすいように、
“短時間でも効果を出しやすい順番” で構成しています。
ぜひ毎日のルーティンに取り入れてみてください!
30分ボイトレメニュー全体表
➀ストレッチ・姿勢確認: 3分
➁呼吸トレーニング 5分
➂発声練習(母音) 7分
➃曲練習 15分
姿勢・ストレッチ(5分)
まずは。身体をほぐします。
歌は「筋肉の運動」です。
特に呼吸においては、全身の筋肉が大いに関係していきます。
デスクワークなどにより身体が固まっていると、喉にも余計な力が入りやすくなり、効率的な練習から離れていってしまいます。
身体が適切な呼吸が行えるように、まずストレッチから行いましょう1
歌うためのストレッチ
・首をゆっくり回す
・肩を上下に動かす
・肩甲骨を後ろに軽く回す
・手を高く上げながら、天井に向かって背伸びをする
・屈伸する要領で、軽く膝を曲げ伸ばしする
特に重要なのは、
• 首
• 肩
• 胸周り
発声に大いに関係する筋肉があるところは、柔軟に使えるように入念にほぐしていきましょう!
肩甲骨をほぐす運動は、肩こりやストレートネックにも効果的です!
呼吸トレーニング(5分)
次に呼吸です。
歌では、
普段の胸式呼吸に加え、「腹式呼吸」が自然に行えることが大切です。
腹式呼吸とは、腹部にある「横隔膜」という部分を稼働させ、肺をより大きく動かす呼吸法。
歌のエネルギーである「息」をしっかり扱えるようにするためにも、腹式呼吸を意識して取り組んでみましょう!
腹式呼吸トレーニング
4秒吸う
※手でお腹膨らむことを意識しながら
↓
8秒で「スーーー」と吐く
※無理に吐こうとせず、風船のように全身がしぼむイメージで
慣れてきたら、
• 12秒
• 15秒
• 20秒
と伸ばしていきましょう。
この時、鏡などで自身の体を確認しながら
肩が上がらないように注意して行いましょう。
どうしても上がってしまう場合は、肩甲骨をほぐすように腕を後ろに回しながら行うと、自然と無理のない腹式呼吸へと繋がっていきます!

発声トレーニング(10分)
呼吸が整ったら、実際に声を出して行きましょう!
声を出す際意識したいのが、「声帯閉鎖」と「響き」です。
ただ声を出すだけでは、中々上達に近づきません。
自身の声がより出しやすく、より響くトレーニングを意識していきましょう!
基本的な発声練習 ~声帯閉鎖~
声は、「声帯」という器官で空気を振動させる事で発せられます。
声帯は2枚のひだのような形状で、これらが合わさりうねるように動くことで、空気を振動させます。
この声帯が閉じることを、「声帯閉鎖」と言います。
声を響かせるためには、また高音を保つためにはこの「声帯閉鎖」の力をキープすることが必用です。
発声について深く知りたい方は「発声基礎コース」へ!まず、声帯閉鎖の練習から始めましょう!
【声帯閉鎖】エッジボイス
ごく少ない息で「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と声帯を鳴らす練習。
自分の中で、一番低い音を出すイメージです。
閉鎖筋を目覚めさせ、必要最小限の閉鎖感を体感できます。
➀リラックスしながら、「あー」と声を出す。
➁ゆっくり音程を低くしていき、自分が出せる最低音まで持っていく。
➂息漏れのない、ガラガラした声に近づけていく。
➃息が切れるまで、ムラなく一定に声を出し続ける。
胸に手を当て、「共振」(胸などの体に響くこと)ができているか確認しながら行うと効果的です。
力みがあると、エッジボイスはうまくいきません。
声帯がしっかり閉じられ、振動しているか確認しながら行いましょう。
【声帯閉鎖】「イ」母音での発声
「イ」の母音で、音階(スケール)で練習していきます。
「イ」に母音は声門閉鎖を促しやすく、響きを実感しながら練習することができます。
➀「ド」の音から始め、同じ音で3回「イ、イ、イ・・・」と発声していきます。
➁「ドレミファソラシド」と、1音ずつ上げて行きます。
➂慣れてきたら、5トーン(ドレミファソファミレド)で発声していきます。
この時、音が途切れないように繋げて発声していきましょう。
➃キーを上げていきます。苦しくなったら、無理のない高さで元の音に降りていきましょう。
音が濁ったり、苦しくなったりする場合は、声門閉鎖しすぎている状態なので、脱力を心掛け、一番響く感覚を身に付けていきます。
もし閉鎖が苦手な方は、鼻の下(人中)に声を当てるイメージ声で行ってみてください!!
声門閉鎖を実感しやすくなります!
基本的な発声練習 ~鼻腔共鳴と口腔共鳴~
声帯閉鎖で声が出てきたら、今度は響かせていきます。
無理に声量を出そうとして声帯閉鎖だけを頑張ろうとすると、声帯に負荷がかかり声枯れに繋がってしまいます。
声は、顔の骨格に響かせることで楽に大きくすることが出来ます。
この響かせることを「共鳴」と言います。
まずは鼻腔に響かせる「鼻腔共鳴」から始め、慣れてきたら口に響かせる「口腔共鳴」も取り入れていきましょう!
【鼻腔共鳴】ハミング練習
口角を少し上げ「んー」と口を閉じて声を出すと、自然と鼻腔に振動が伝わります。
このとき、鼻の付け根や額のあたりに響きを感じられるかを確認します。
この時鼻から息が多く漏れ、声が掠れているとうまく鼻腔共鳴できていません。
しっかり、かつ楽に響く感覚を探してみましょう。
【口腔共鳴】ハミングから母音へ
「んー」とハミングで響きを感じたら、そのまま口を開いて「あ」母音に移行します。
息が抜けずしっかり響いた状態で母音に変わるのが理想です。
音程はそのまま、また響きが落ちないように注意しましょう。
【慣れてきたら】高音に挑戦!
声が響く実感が持てたら、高音にも挑戦してみましょう!
中音域から高音域(E4~B4など)にかけては、意識的に「額に響かせる」イメージを持つとスムーズに出やすくなります。
低音でまず「ん―」とハミングで発声し、「あー」に切り替えます。
高い位置の響きを保ったまま高いキーに繋げて出してみましょう。
※上に引っ張り上げていくイメージで声を出します。
普段より声を張らずに高いキーが出ると思います。
もし上手くできない時は裏声に切り替えながら行うと、無理に張り上げるクセが取れていきます。

曲練習(10分)
最後は実践です!
しっかり基礎的なトレーニングを踏んだ後なので、普段より歌いやすくなっていると思います!
好きな曲を1曲決めて、
• Aメロだけ
• サビだけ
など短く区切って練習しましょう。
この時に大切なこと
「通して歌う」よりも、
• 音程
• リズム
• 呼吸位置
• 発音
を細かく確認する方が、上達が早いです。
1フレーズだけ決めて、「今日はここだけを練習する!」と決めても良いかもしれません。
録音して聴き返すのも非常におすすめです!

ボイトレを毎日続けるコツ
ボイトレで最も大切なのは、
“完璧にやること”ではなく、“続けること”
です。
特に最初は、
• 30分全部できなくてもOK
• 10分だけでもOK
• 声が出ない日は軽めでOK
くらいの感覚で続けてみましょう。
やりすぎは、声枯れに繋がったりと継続の敵です。
毎日の丁寧な積み重ねが、確実に声を成長させてくれます!
よくある質問
30分の中で一番大切な練習は何ですか?
A. すべて大切ですが、特に「呼吸」と「発声の土台作り」が重要です。
ストレッチで体をほぐし、腹式呼吸で息の流れを整え、エッジボイスやハミングで声帯閉鎖と響きを確認することで、歌いやすい状態を作ることができます。
声が枯れるまで練習した方が上手くなりますか?
A. 声が枯れるまで練習するのはおすすめできません。
声枯れは、声帯に負担がかかっているサインです。無理な練習を続けると、力みや間違った発声のクセがついてしまう可能性があります。
疲れを感じたら、必ず休むようにしましょう。
ボイトレ初心者でもこのメニューはできますか?
A. 初心者の方でも取り組みやすい内容です!
ただし、痛みや強い疲労感がある場合は無理をしないことが大切です。
最初は音域を広げようと頑張りすぎず、楽に声が出せる高さで練習していきましょう。

一日30分で、歌は上手くなれる!
歌が上手くなるために必要なのは、毎日少しずつでも自分の声と向き合い続けることです。
1日30分という短い時間でも、
・姿勢を整える
・呼吸を意識する
・響きを確認する
・正しい発声を繰り返す
こうした積み重ねによって、声は確実に変化していきます。
最初は、
「本当に意味があるのかな?」
「全然上手くなっていない気がする…」
と感じることもあるかもしれません。
しかし、歌は“筋肉と感覚の積み重ね”です。
毎日の小さな継続が、数か月後の大きな変化へと繋がっていきます。
大切なのは、
無理をしすぎず、楽しく続けること。
完璧を目指す必要はありません。
まずは今日、5分でも10分でも、自分の声を出してみましょう!
その積み重ねが、あなたの「歌いたい!」という気持ちを、きっと理想の歌声へ近づけてくれます!
もっと歌を楽しみたい方は「ボーカルコース」へ!