「これからもずっと、音楽を楽しんでいきたい」
「年齢を重ねても、しっかり声を出していきたい」
そんな思いを大切にしている皆さまへ。
今日は、“野菜をしっかり食べること”が、音楽を長く続けるための体づくりにとって、いかに大切かをお伝えします。
身体は、年齢とともに少しずつ変わります
加齢にともない、筋力の低下・粘膜の乾燥・消化力の衰えなど、体の変化を感じることも増えてきます。
その結果、声が出にくくなったり、疲れやすくなったり、音楽への集中が続かなくなったりすることも。
でもご安心ください。そうした変化に対して、“野菜”はとても強い味方なんです。
野菜に含まれる「シニアのための栄養素」
たとえば——
- ビタミンA・C・E:免疫力を高め、喉や粘膜の健康を守る
- 食物繊維:腸内環境を整え、代謝を助ける
- カルシウム・カリウム:筋肉や骨の維持をサポート
これらは、にんじん・かぼちゃ・小松菜・ブロッコリーなどに豊富に含まれています。
“通る声”“疲れにくい体”“集中力”は、まさにこれらの栄養素の力によって支えられています。
「よく噛むこと」も発声トレーニングに
硬めの野菜をしっかり噛むことで、咀嚼筋・表情筋・喉まわりの筋肉が自然と鍛えられます。
これは、発声の基礎力を養うトレーニングのひとつといっても過言ではありません。
また、しっかり噛むことで唾液の分泌も増え、喉の乾燥予防や嚥下力の向上にもつながります。
“食べる”という日常の中に、自然と発声のヒントが隠れているのです。
音楽を楽しむ“体”を、今日から少しずつ
「野菜をたくさん食べなきゃ」と思うと、つい身構えてしまうかもしれません。
でも、味噌汁の具を増やすだけ、煮物を一品添えるだけでも立派な一歩です。
- 朝:キャベツや小松菜の入ったお味噌汁
- 昼:彩りのよい野菜炒めや副菜
- 夜:煮物・温野菜・根菜のスープ
無理せず、おいしく、毎日続けていくことが何より大切。
その習慣が、これからのあなたの声や音楽活動を、やさしく支えてくれます。
いつまでも“今の声”を、そして“これからの音楽”を楽しむために。
今日の食卓に、小さな「野菜の力」を添えてみませんか?