こんにちは!
NOPPO MUSIC SCHOOLです!
「音域」とは、自身がどこまで高い声、もしくは低い声が出せるか、というものです。
カラオケで歌っている時上手く声が出せず、歌い辛く感じてしまうことはありませんか?
この時、楽曲が「自身の音域にあっていない」可能性があります。
歌が上手くなるには、自身の音域にあった楽曲、キーを選ぶことが必要不可欠です。
合わない音域で歌い続けてしまうと、歌い方に癖がついてしまいさらに上達から遠ざかってしまいます・・・。
そこで今回は。
自分の音域を知るための、「音域診断」をご紹介します!
歌を楽しむには、まず自身の声を知ることから。
ぜひ、楽曲選びにも役立ててみてください!

【音域チェックの前に】音域の見方を知ろう
「ドレミファソラシド」は分かるが、どのくらい高いのかいまいちピンとこない。
そんな時、音高の見方を知っておくと効果的です。
音域チェック:数字・ラベル表記について
音程をアルファベットで表記します。
ドレミファソラシド
を
「CDEFGAB」
で表記します。
ややこしいのが、ドが「A」ではなく「C」だという事。
Cから始まり、ラで「A」と表記します。
このアルファベットの音域を、数字で示します。
例
C3 A4など
オクターブの高さによって、表記される数字が変わっていきます。
声域では、「1」から「5」の範囲が多く使われます。
ラベル表記
邦楽でよく使われるのが、「ラベル表記」です。
低音域を「low」(ロウ)、中音域を「mid」(ミドル)、高音域を「hi」(ハイ)と表記し、オクターブを判断します。
よく「HiA」という音程を聞くと思いますが、これは「高いラ」の音を表します。
スピッツ「チェリー」やポルノグラフィティ「アポロ」の最高音に当たります。
例
チェリー:「あいしてる~ のひび【き】だけで~」
アポロ:「アポロ11ごうは つきにいったていうの【に~】」
ラベルは、低いほうからlow → mid1 → mid2 → hi → hihi → hihihiという順番で高くなっていきます。
これは、ドの音である「C」から変化するのではなく「A」の音から変化するので、上記の数字表記とは区別して考える事が必要です。
以下、数字表記、ラベル表記のそれぞれの早見表です。
ぜひご自身の認識しやすい表記を選んで使ってみましょう!

【音域チェックの前に】男女別平均の音域を知ろう
音域は、男女によって差があります。
以下、話し声で基本的に使用する音域です。
・男性C3~E4
・女性G3~A4
勿論個人差はありますが、おおむねの方が約1オクターブの範囲を話している中で発声しています。
このことから、男女の音域には1オクターブの差があることが読み取れます。
1オクターブ音域を上げることは、その分声帯(声を出すための器官)にも大きく負担をかけるので、
男性が女性キーの楽曲を歌う、もしくは女性が男性キーの楽曲を歌うというのは、至難の業なのです。
勿論、現在男性で女性のキーを歌う歌手も増えていますので、例外はありますが・・・。
練習する際は、同じ性別の歌手の楽曲を練習するのが、オーソドックスな歌唱トレーニングになります。
ただ、音域に悩む方に多いのは、「上記の音域に当てはまらない」という状態です。
そんな時は、細かく音域を確かめることで、自身に合う楽曲を見つけてみましょう。
歌うことのハードルが、グンと下がるはずです。
レッツ!音域チェック!
では、音域チェックを始めてみましょう!
基本的に音域チェックは、地声、裏声で分けて考える必要があります。
地声と裏声の区別があまりない方は、スムーズに出る音程をチェックしていきましょう。
必要な物
・ピアノ(スマホやタブレットのアプリでも可)
・チューナーアプリ
まずピアノで、男性なら「ド」、女性なら「ソ」の音を鳴らします。
一番楽な声で、「ア」の母音でまず音程を合わせてみましょう。
その音を、チューナーアプリで確認しながら、男性は「C3」、女性は「G3」に合わせていきます。
ここが、発声練習でも多用されるオーソドックスなキーです。
この時、この音を低いと感じる方は、かなり高い音域を持っています。
合わせることができたら、「ドーレーミーファーソー・・・」といった形で、一音ずつ段々キーを上げていきましょう。
男性でしたら「E4」、女性は「A4」のあたりで苦しくなる。もしくは裏声に切り替わってしまう場合があると思います。
この時、楽に出た一番高い音をメモしておきます。
スムーズに発声することが難しくなったら、今度は「ソーファーミーレードー・・・」といった形で音程を下げていきます。
「C3」、「G4」戻ってくると思いますが、声が安定している場合はそのまま低いキーを出していきましょう。
男性なら「G2」、女性なら「D3」のあたりで声が出なくなると思います。
この時点で楽に声が出ている方は、通常より低い音域を持ち合わせていると言えるでしょう。
ギリギリ声が出る音程まで下がり切ったら、メモしておきます。
例「G2~E4」
この時、音域としては2オクターブ弱あると言えるでしょう。
これが、あなたの音域です。
男性で「A4」、女性で「D5」を持っている方は、ポップスの楽曲で基本的に楽に歌うことができるでしょう。
もし2オクターブ以上あるなら、平均よりも音域が広く、様々なアーティストの楽曲を歌うことができると考えられます。
高い音域にチャレンジ!【音域チェックができたら・・・」自分に合った音域の楽曲を見つける
音域が明らかになったところで。
自身の声にあった楽曲を探しましょう!
まずは、自身の「最高音」に着目します。
発声練習と楽曲を歌うのでは、勝手が違ってくる部分があるので。
練習曲には自身の最高音より、「1音低い楽曲」を選ぶことがおすすめです!
最初から限界に挑戦してしまうと、上手く上達を実感することができません。
なんとなく合いそうな楽曲が見つかったら。
自身の「最低音」を見てみましょう。
もし低音の音域が狭く、うまくキーが出ない場合は。
音域自体がそこまで広くない楽曲を選びましょう!
無理に低音を出そうと頑張ることも、良い発声を妨げてしまいます。
他にも、テンポが速すぎたりリズムが難しかったりと、今の時点で合わせるのが難しい楽曲を選んでしまうことも、自身の声の成長を妨げてしまいます。
チャレンジすることも大切ですが、まずは十分に歌唱できる楽曲を選んでいきましょう!
以下、それぞれの音域の楽曲になります。
音域チェックの結果をもとに、トライしてみましょう!
最高音が低い楽曲から順に、紹介していきます!
音域の狭い曲 男性編
「高い声が出し辛い・・・!
「高音は出るが、低い声が難しい・・・。」
そんな方にオススメです!
福山雅治「HELLO」 C#3~F#4
普段話すキーに近い、歌いやすい楽曲です。
アップテンポで、リズムに乗りながら練習してみましょう!
尾崎豊「I LOVE YOU」 E3~F#4(地声) A4(裏声)
落ち着いたキーが続く、ゆったりとしたバラードです。
音程も取りやすいため、初心者向き。
裏声の練習にも効果的です!
菅田将暉「さよならエレジー」 D3~G#4
狭い音域の中でのキャッチ―なメロディが印象的な楽曲。
若い世代に人気があるため、カラオケにもオススメです!
ポルノグラフィティ「サウダージ」 B3~G#4
音域が狭いことで話題になったこの一曲。
ただ、アップテンポで言葉が短く詰まっているので、歌い上げるにはテクニックが必要です。
平均キーも高いので、音域の高い方にオススメ!
音域の狭い楽曲 女性編
音域が比較的コンパクトで、歌いやすい楽曲をご紹介します。
初心者の方や、無理なく歌いたい方にオススメです。
中島みゆき「糸」 F3~A#4
幅広い世代に愛される、壮大なバラード。
合わせやすいメロディーですが、とてもエネルギーがあります。
結婚式などで、歌を大切な方に届けたい!という時にうってつけです。
つじあやの「風になる」 G3~Hi4
柔らかな雰囲気が特徴的なポップソングです。
なだらかなメロディーを的確に合わせて、脱力しながら練習していきましょう。
あいみょん「マリーゴールド」 F#3~B4
ボイストレーニングにおいて初心者の方に向いた一曲です。
跳躍する音程が印象的なので、裏声の練習にも効果的です。
高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」 A#3~C#5
カラオケ定番曲!広い世代から支持を集めている楽曲です。
比較的高い音域になるのでぜひ挑戦!
音域の広い楽曲
歌うことに慣れてきたら、音域の広い楽曲にもチャレンジしてみましょう!
発声の切り替えや、声のコントロール力が求められます。
女王蜂「メフィスト」 A2~F5
地声から裏声へ、縦横無尽に切り替えることが求められます。
舌根を上げ下げする練習で、スムーズに移行する感覚を身に付けましょう。
L’Arc〜en〜Ciel「瞳の住人」 E3~A5
2オクターブ以上の音域を要する、難曲です。
しっかりとしたハイトーンが必要なので、しっかりボイストレーニングを行ったうえでチャレンジしてみてください。
Mrs. GREEN APPLE 「僕のこと」 C3~C5
サビで一気に音域が変化する壮大なバラードです。
裏声を自由に使い、地声とのバランスを意識しながら練習してみましょう。
上記の楽曲は、男女関わらず難易度が高いとされています。
自身の音域に自信が持てたら、次の目標として聞いてみてください!
楽に歌えたあなたは、プロフェッショナルな音域を持っていると言えるでしょう!
よくある質問
ボイトレをしたらどのくらい音域は広がるの?
A.個人差はありますが、1オクターブ以上広げることができる可能性があります!
音域は、声帯やその周りの筋肉が上手く使えることで広がっていきます。
定期的なボイトレは、着実に声を変化させていきます。
まずは1音1音伸びていく実感を掴み、自身の声を自由に扱うことができたら、出したことのない音域にもチャレンジしてみましょう!
低音は生まれつき?
A.声帯の大きさ、長さによることが多いです。
低音は、声帯の大きさや長さによってどこまで扱えるかが決まります。
基本的に、男性は女性よりも声帯が大きいため、話す声も低音域になる傾向があります。
ただ、しっかり「声帯閉鎖」(声帯を閉じる動き)を促せば、女性でも低音域を出すことができます。
まずは「エッジボイス」などの練習から、低音をしっかりならす感覚を身に付けましょう!
音域を広げる練習をしていたら、喉がいたくなってきた・・・。練習が間違っている証拠?
A.練習の方法や、声を出す感覚を見直してみましょう。
無理にハイトーンを出そうとしたり、低音域をがなって練習すると、喉は痛みを感じてしまいます。
過度な練習や闇雲な声の出し方は、声帯に悪影響を与えます。
いったん声を出すことをやめ、自身の練習方法を見直してみましょう!
現状の声にあった練習方法を心掛けることが大切です。

音域チェックで、声にあったボイストレーニングを!
自身の音域を知ることは、今の実力を知ること。
歌いたい楽曲に対して、今の自分の立ち位置はどこか。
歌えるようになるには、どんな歌を練習することが必要なのか。
段階を踏んだ練習は、着実にレベルアップに繋がっていきます!
成長を実感したとき、改めて音域チェックをしてみてください!
思いもよらなかったキーまで、出ているかもしれません!
自分の声を好きになるためにも、ぜひご活用ください!
自身の音域がどこまで通用するか、歌にチャレンジ!